見かねた運転手がその客を起こそうとしたが、全く起きる気配がなかったという。その後、停留所で別の職員が起こそうとしたものの、やはり起きなかった。

結局、女性たち乗客が降りる羽目になり「他の電車に乗り移りました」とのこと。一人の客のせいで他の乗客は電車を移動しなければならなくなったのだから迷惑な話である。

一方、東京都の30代女性は数年前にこんな迷惑行為を目撃したという。

「仕事が遅番で、同僚と23時過ぎの電車で帰っていました。談笑していると走行中の電車の中なのにもかかわらず、チョロチョロと水の流れる音がしてきました」

同僚と私は不思議に思い周りを見回した。すると次の瞬間、目を疑うような光景が……。

「男の人が電車のドアに向かって放尿していたのです。恐らく酔って寝ぼけてトイレと勘違いしたのかと思います。私たちは『やばい!!』とコソコソ騒ぎながら違う車両に移った」

信じがたい迷惑行為だ。酔っぱらっているからといって到底許されるものではない。だが

「他の乗客の方々はうとうとしている方や酔っ払いが多く、全然気づいていませんでした」

と、当時の衝撃を振り返っていた。