怪奇現象?ホテルで「電気を消した瞬間からガサガサと…」 霊感ないはずなのに……二夜連続で恐怖をやり過ごした女性の話

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旅館やホテルで妙な気配に怯えた経験談をよく聞くが、真相はいつもよく分からないままだ。しかし、「なんだか分からないけど怖いものは怖い」と感じる人はいる。投稿を寄せた30代の女性は友人と中国地方を訪れた際、二泊三日の予定でホテルに泊まった。その一夜目のことだった。
「電気を消した瞬間から私のベッドの足先にある壁際からビニール袋をこするようなガサガサ音がしだしました」
「どう考えても壁を隔てた音ではなく同じ室内からの音で、不気味でしたが、私は明日も早いしと音に気づかなかったことにして寝ました」
部屋は廊下の一番奥で、隣は従業員用のエリアになっていたという。不思議な現象はこの日だけでは終わらなかった。(文:篠原みつき)
「たまに止まったり移動したりしながらもずっと音がしていた」
女性は何故か、その夜も翌朝も、「音に気づいていたことに気づかれてはいけない」気がしていたという。そのため、友人と音について話をしたのはホテルの外に出てからだった。
「友人も私も自分には霊感がないと思っている人間でしたが、何かを連れてきてしまったのではないかと感じていました。恐怖でなかなか寝付けなかった友人によると、たまに止まったり移動したりしながらもずっと音がしていたそうです」
ビニール袋が風に揺らされてガサガサいっていただけな気もするが、部屋にいた2人ともが、そういうものではないと確信していたようだ。
「もう一晩同じ部屋で過ごさなければいけないため、観光を終えてホテルに帰ってから、極めて明るい声で、『この辺りで音がしていたし、音の正体はキャリーバッグの上に置いていた宅配便のビニール袋だったんじゃない?』と言ったり、柏手を打つといいって言うよねと柏手を打ったりして、なかったことにしようとしました」
怖さはあっても音だけでは即帰宅とまでは行かなかったのだろう。自分たちを誤魔化しつつやり過ごそうとした。ところが、その夜……。
忘れ物も「変なのがついてきても嫌だからと取りには戻りませんでした」
「電気を消した瞬間、私たちの言葉に抗議するように、前日とは違い今度は友人の足下側の壁際から音がし出しました。生きている人間が一番強いというどこかで聞いた言葉を信じて、私は明日も早いしと、音を聞こえなかったことにして寝ました」
女性は寝入ったものの、友人はまたしてもその夜「ガサガサ音を聞き続け」なかなか寝付けなかったそう。ついに帰宅予定の三日目の朝、
「寝不足の友人はいいお値段のする化粧水を冷蔵庫に入れたままチェックアウトしてしまいました。変なのがついてきても嫌だからと取りには戻りませんでした」
恐怖と疲れで化粧水を失くしてしまった友人だが、帰宅後はやっと落ち着くことができたらしい。
「家に帰ってきて、電気を消して、無音の部屋だったのでとても安心しました。友人も大丈夫だったそうです。 ホテルの名前で検索しましたが心霊現象の口コミはありませんでした」
ネット上には宿泊施設の名前が書かれた心霊現象の口コミが散見されるが、実際のところ真偽は不明だ。女性も半信半疑でこんな風に書いている。
「一人でホテルに泊まると極々たまに室内のライトが強くなったり弱くなったりしたり、消したはずなのについたりしますが、隣の部屋とリモコンが干渉し合うとかっていうよねーと適当に理由をつけて怖いものではなかったことにしています。思い込みは強いし、やっぱり生きている人間は強い(といいな)」
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