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客の外見や患者のプライベートな情報を扱う仕事の場合、コミュニケーションには特に慎重さが求められる。しかし、化粧品店や病院という場で、配慮のない言葉に傷ついた女性たちから投稿が届いた。
埼玉県の40代女性が、化粧品専門店で「粉おしろい」を探していた時のこと。高齢の女性美容部員に声をかけられ、「肌が黄味よりなので透明感が出るおしろいが欲しい」と希望を伝えた。美容部員から「肌の色を見せて欲しい」と言われたので、見せたところ……。(文:篠原みつき)
さらに許せなかったのが「看護師が、私と負けず劣らずのデブだったこと」
美容部員の口からはこんな言葉が飛び出した。
「『黄色くて見えない』と言われ嫌な気分になり、その店を出ました」
これは「肌の黄色みが強すぎて、おしろいの色が見えない」という意味だろうか。客の肌の色を見て、それに合う商品を提案するのが美容部員の仕事のはずだが……。気にしている事をわざわざ指摘しているようにも聞こえて、女性が気分を害したのは無理もない。
続いて、大阪府在住の60代女性が病院で体験した出来事。生命保険に加入するため健康診断を受けに行った。
「着替えるためにカーテンで仕切られた部屋に入るとカーテンの向こうで看護師が『こんなんで保険入れるの?』と笑いながら言ってるのが聞こえた」
カーテン一枚隔てた向こう側からの、あまりにも無神経な会話。女性は自身がガンサバイバーであることや、太り気味の体型であることから、「問診票見ながら言ったんだと思う」と推測する。患者の個人的でデリケートな情報をネタにして嘲笑するようなことを言うのは医療従事者としていかがなものか。
さらに女性の怒りに火を注いだのは、
「その看護師が、私と負けず劣らずのデブだったこと」
人のことを言えるのか、と呆れたことだろう。それでも女性は「聞こえてないフリしてあげたのは私の優しさよ!」と書いている。大人の対応で耐えたようだ。
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