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長年住み慣れた我が家でも、隣人との関係一つで住み心地は変わってしまう。投稿を寄せた60代女性は、30年間も左右の隣人とのトラブルに悩み続けているという。(文:長田コウ)
中でも特に酷かったのが、約10年前に左隣の家が建て替えをした際のトラブルだ。築100年の家屋を解体するというのに、事前の挨拶はあまりに素っ気ないものだった。
「建替えの挨拶にサランラップ1つを持って来られました」
侵入してきたネズミが大量すぎてノイローゼに…
実際に工事が始まると、とんでもない事態が起きる。
「大量のネズミが網戸を齧って我家に侵入してきたのです。息子が鼠取りのシートを置き数匹は捕獲しましたが…増える数が多過ぎて…」
住処を追われたネズミが、一斉に女性の家に押し寄せたのだろう。あまりの数に「ノイローゼに。本当に迷惑でした」と、当時の苦悩を明かしている。
迷惑駐車にうんざり…挨拶なしの増築工事
一方、右隣の住人との間にも、長年にわたる確執がある。15年ほど前に右隣が家を増築した際には、業者の車が女性宅の駐車場の前に停められ、出入りができない状態が続いた。それにもかかわらず、
「工事開始から1か月半もの間一言も挨拶せず」
事前に工事日を尋ねても「まだいつになるか決まってないのよ」とはぐらかされたという。当時、飼い犬をドッグランに連れて行くのが日課だった女性は、毎日のように業者へ車の移動をお願いしなければならなかった。来客があった際の迷惑駐車も日常茶飯事で、その都度、移動を頼みに行く日々が続いている。
積み重なる小さなストレス
こうした大きなトラブル以外にも、30年間でストレスは蓄積していった。左隣の家は自営業で、引っ越してきた当初、長女がピアノを弾いていると「ピアノは弾かぬよう」と注意された。
また、右隣の住人からは、まるで監視されているかのような声かけに悩まされた。
「出かけようと玄関を出るとお隣の窓が空き『あら~お出掛け?』帰宅時には『お帰りなさい』等一々声を掛けて来るのです」
その後、犬を飼い始め、庭で遊ばせていると「犬を外で遊ばせないように」と文句を言われる始末。積もり積もった不満を、女性はこう結んでいる。
「気に入らない事があるとすぐに文句を言いに来るくせに!(中略)本当に迷惑な隣人です」
ご近所付き合いは、お互いの配慮があってこそ成り立つ。それが一方にでも欠けていれば、長い時間、重いストレスを抱え続けることになってしまうのだろう。
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