次も5年ほど前で、女性が都内の歩道を友人と歩いていた時のことだ。大きなボストンバッグを持った男性が近づいてきたかと思うと、衝撃の行動に出たという。
「近づいたところで急に肩の上にバッグを持ち上げ、その荷物で、頭、肩を殴られました。すごく痛かったです」
男は女性を殴打した後、すごい勢いで去っていった。あまりの痛みにその場から動けなかったという女性だが、この事件にはある確信があった。
「一緒に歩いていたガタイの良い友達ではなく、体の小さい弱そうな私が狙われたのが明らかでした」
自分をめがけて歩いてきた男に「殺気を感じました」
実は、女性は約10年前にも、都内のJR駅構内で同様の恐怖を味わっている。
「すごい勢いで近づいてきて、どんと強い力でぶつかってきてすぐに去っていった。振り向いたら人も多く、もう誰かわからなかった」
この時も、男の様子に不自然なものを感じたという。
「めがけて私に近づいているような殺気を感じました。まっすぐ普通に歩いている姿ではありません」
いずれのケースも、相手を見て攻撃を仕掛けるという、極めて卑劣な性質が浮き彫りとなっている。防犯カメラの設置が進んでいる昨今だが、誰もが安心して街を歩ける社会であってほしいと願わずにはいられない。
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