ラーメン注文後に「麺が無くなったので、お帰りクダサイ」店員からまさかの宣告…それでも40代男性が怒らなかった理由
ある日の夜、帰りが遅くなった男性は、最寄り駅の近くにあるラーメン店に夕食をとるため立ち寄った。外国籍と思しき店員に席へ案内され、いつものようにお気に入りのラーメンとおつまみを注文したという。
スマートフォンでニュースを確認しながら料理を待っていると、大学生くらいの4〜5人組が入店し、奥の座席に入っていった。
「『サークル帰りか何かかな?』そんなことを思いながら、再び携帯に目を落としていましたが、2~3分して、その大学生さんたちがぞろぞろとお店を出ていきました。その時はさほど気に留めていなかったのですが、あとでよくよく考えたらおかしな動きだったと思いました」
その数分後、男性の身にもまさかの事態が降りかかる。
「オキャクサマ。スミマセン」
案内をしてくれた店員が男性のところにやってきて、片言の日本語でとんでもないことを告げたのだ。
「オキャクサマ。スミマセン、麺が無くなったので、お帰りクダサイ」
一瞬「ん??」と固まった男性。再度聞き返すと、「ラーメンを作ろうとしたら麺が無くなっちゃったので、作れないから帰ってくれ」とのことだった。先ほどの大学生たちも同様のことを言われたのだろう。
「まぁ、それなら入店して注文時にはわかっただろうよ」とツッコミを入れたくなった男性だが、もしかしたら何かやむを得ない理由ができてしまったのかもしれないと、怒ることなく笑顔で許して店を出たという。
すんなりと引き下がったのには、こんな理由があった。
「国外からわざわざ日本に来て働いて生活するって、自分が逆の立場だったら絶対にできないことです。そう考えると、クレームを出す気にもならず、待っていたのも10分足らずでしたので、2分先の別のお店で夕食をして帰りました」
異国で働く店員の苦労を思えばこそ、広い心で受け止めることが出来たのだろう。男性は「スープがなくなったからって断られたことはありましたが、麺が無くなったってのは初めてでしたので、ちょっとおもしろかったです」とこの珍事を振り返り、最後は
「ちゃんと在庫管理、がんばれ!」
と店への優しいエールで締めくくっていた。
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