激辛系商品と言えば赤と黒を基調にしたものが多いが、同商品のパッケージは赤と金。「激辛インドカレー」という文字もポップで、辛そうには見えない。セブンイレブンで「まあじゃがりこだしな。そんな辛くないだろう」と思いながら手に取った。

赤い……
蓋を開けると、インドカレー屋のにおいがする。色はオレンジ色だ。公式サイトによると「スパイスとチキン、野菜の旨みをバランスよく組み合わせており、辛いだけではなく、旨辛いチキンの味わいです」とある。
食べてみると、最初はスパイシーで塩気の強い味がした。全然辛さを感じなかった。しかし咀嚼するうちに段々辛くなっていく。お菓子で激辛と言っても「こんなもんか」という辛さが多い中、これはちゃんと辛い。

色味から不穏
最終的に、インドカレー屋で激辛を頼んだ時の、辛さを通り越した”痛み”を感じる。食べすすめるうちに味わいのフェーズが変わってくる。生地には赤唐辛子が練り込んであるという。痛みの原因はこれだろう。
筆者は激辛党だが、5本食べると鼻水が出てきて、10本食べる頃には頭皮に汗をかいていた。それでも辛味の中にある、チキンの旨みと野菜の甘みがたまらない。後味はしっかりとインドカレーだ。唇はヒリヒリし、喉に来る辛さだが手は止まらない。
全部食べ終わる頃には顔に汗が伝っていた。水を飲むとさらに辛さが増すので、鎮静のためには氷を口に入れることをおすすめする。150円ほどで手軽に味わえる地獄と言われるのも納得だ。激辛好きには是非食べてほしいが、苦手な人は注意したほうがよさそうだ。