サッポロ「LEMON THE RICH」(税別150円)
ハニーレモンサワーのような甘めのお酒。「濃い味レモン」というだけあって、しっかり酸味も感じられ、体にいい気がする。果汁だけでなく、果皮やレモンオイル、レモンパルプが入っているため少し苦味も感じられるのが特徴だ。アルコール度数は5%で最も低く、100ミリリットルあたり55キロカロリー。
4つの中で最も甘くはあるが、ベタベタした甘さではないので肴を選ばないように思う。この甘さと心地いい苦味の塩梅で、「自家製レモネードで作りました!」と言われても納得してしまう。ちょっと贅沢なレモンサワーといったところだろうか。
コカ・コーラ「檸檬堂」(税別150円)
「こだわりレモンサワー」と銘打つのにふさわしいくらいの完成度だ。おしゃれなお店で出てきそうな感じはある。お酒感が少し強いが、そのあとに来るほの甘さとレモンの酸味がさわやか。暑い日にキンキンに冷やして飲みたい。アルコール度数5%、100ミリリットルあたり48キロカロリー。
特筆すべきは果汁感。4つの中で最も果汁が多く(10%) “生”っぽさが味わえる。缶でこのレモンっぽさを出せるのはすごい。
家でもガッツリ行きたいなら「極上レモンサワー」「こだわり酒場のレモンサワー」
サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」(税別141円)
すっきりとした味わいで甘くないレモンサワー。サラリーマン向けの大衆居酒屋で出される感じ。ハイボールの代わりに飲める感覚だ。アルコール度数は7%で、100ミリリットルあたり42キロカロリーと最も低カロリー。
辛口なのでからあげや手羽先など味の強いものを一緒に食べるとグイグイ進むタイプではないだろうか。手羽先を食べた指先まで美味しいやつだろう。カロリーも最も低いから気が緩んでしまう。
宝酒造「瀬戸内レモン 極上レモンサワー」(税別153円)
最も”酒”感が強いレモンサワー。大衆居酒屋で「濃いめください!」と言ったら出てくる感じ。「こだわり酒場」同様、甘くないタイプで、キリッとしたのが好きな人にすすめたい。アルコール度数は7%、43キロカロリー。
このレモンサワーの強いところは「プリン体ゼロ」と押し出している点だ。さすが宝酒造。酒を飲むと食欲が増進され、カロリーも脂質もオーバーになりがちだが、どことなく身体に良さそうな「プリン体ゼロ」に惹かれてしまう。免罪符な気がしてくる。
まとめ
甘さで言うと、LEMON THE RICH>檸檬堂>こだわり酒場のレモンサワー>極上レモンサワー、アルコールっぽさで言うと、極上レモンサワー>檸檬堂>こだわり酒場のレモンサワー>LEMON THE RICHというように感じられる。
カクテルっぽく楽しみたいなら「LEMON THE RICH」「檸檬堂」、ハイボールなどの代わりとして大衆居酒屋で出てきそうなレモンサワーが飲みたいなら「こだわり酒場のレモンサワー」「極上レモンサワー」といったところだろうか。
筆者がレモンサワーをよく飲むようになったきっかけは、やはりEXILEだ。多くの店でレモンサワーを注文したが、甘めなのか辛口なのか、店によって味は違い、それを楽しむのも醍醐味だ。
今回、缶のレモンサワーを紹介したが、個人的には、気分的に酔っ払いたいのであれば酒感の強い「極上レモンサワー」に手をのばすと思う。ただ、家で飲むのであればもう少し味わい深い「LEMON THE RICH」「檸檬堂」を選ぶ。特に筆者は甘めが好きなので「LEMON THE RICH」飲みながらゆっくり映画でも観たい。
なお、毎回仕事帰りにコンビニで買って飲みながら歩くときのおともは「こだわり酒場のレモンサワー」ではある。第三次レモンサワーブームに乗っかって、好みのレモンサワーを探してみてはどうだろう。