子どもを私立中学に通わせる母親、「地元の友だちがいなくて可哀想」と言われ怒り心頭 「ヤンキーじゃあるまいし地元にこだわる意味が分からない」 | キャリコネニュース
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子どもを私立中学に通わせる母親、「地元の友だちがいなくて可哀想」と言われ怒り心頭 「ヤンキーじゃあるまいし地元にこだわる意味が分からない」

「地元の友だちがいなくて可哀想」と言われ怒り心頭

「地元の友だちがいなくて可哀想」と言われ怒り心頭

ヤフー知恵袋に11月上旬、「近所に建売が出来、30前くらいの家族が住み始めました」という相談がありました。相談者は、長男を難関私立中学に通わせ、「下の子たちも受験させるつもり」という母親です。勉強や習い事が忙しく、下校後は子どもを近所の公園などで遊ばせることも無いようです。

しかし、建売住宅の住人たちは「子ども同士を遊ばせたい、ママ友を作りたい」という様子で気張っているとのこと。「同じような若いママ同志でくっついて、やたら仲間意識が強い」と相談者は綴ります。先日、その若いママたちと立ち話をしていると、相談者のお子さんのことを、

「地元の友達ずっと大切~なんか可哀想」
「地元で遊べるお友達がいなくて可哀想だね」

と言われました。相談者は「習い事が忙しい」と伝えましたが理解してもらえず、「ヤンキーじゃあるまいし地元にこだわる意味が分かりません」と怒り心頭です。(文:篠原みつき)

「主人も大学時代、社会人と、ステータスにあった友人がいる」と相談者

相談者は、「受験するなら小さな頃から年中公園で遊んでいられません」として、

「可哀想って、何が可哀想なんでしょうか?」

と疑問を投げかけています。

この相談は2万5000以上閲覧され注目を集めました。今の子どもは少子化の上に塾や習い事で忙しく、友だちと遊ぶ機会は少ないもの。若いママの言う意味も分かりますが、回答は「若いママさんが失礼」「ほっとけ!って感じ」という意見が大半でした。相談者は返信に、夏休みは中学のお友だちが遊びに来たことや、「電車もある時代に……」などと呆れた気持ちを書き、こんな考え方を吐露しています。

「大学に行けば全国から集まりますしね(中略)主人も大学時代、社会人、主人のステータスにあった友人がいます。地元で同じステータスを望むのも良いですが、他人はほっといてほしいわね」

さらに「可哀想って言われる筋合いが無いというか、親と同じ生活を望むなら、それなりに勉強しないと」とのこと。よほどステータスの高いご家族なのでしょう。

「可哀想」と言われたことは、信念をもって励んでいる教育方針にケチをつけられたと同じ事。しかも、相談者は相手を「お金もなさそうなので、園庭解放や公園で遊ぶくらいみたいですけど」と評していますから、下に見ている相手に口出しされ、かなり腹が立ったことでしょう。

「教育格差」があっても「やむをえない」と考える人が6割の中で

ベストアンサーは、若いママが特に間違っているとも思わない、としつつ

「それを他人に押し付けたり、かわいそうだと決めつけたりするのは、とても失礼な話です」

という回答です。そういう人とは「心の距離を置いて接すれば良い」と助言しており、確かにその通りです。

一方で、「相談者さんのようにステータスという言葉を使う方が苦手」という人もいました。この人は、ステータスが高い幼稚園を薦めてきた人に辟易した経験を明かしていました。

この相談の場合、先に価値観を押し付けてきたのは「若いママ」なので、相談者は被害者のように見えます。しかし個人的にうがった見方をすると、相談者にも「ステータス」を鼻にかけた言動があったのではないでしょうか。いずれにせよ、他人の子育てに異論を唱えて有難く思われることはほぼありませんから、余計なことは言わないほうがいいと感じます。

「一億総中流」と言われた時代は去り、親の経済力によって「教育格差」があっても「当然だ」「やむをえない」と考える人が6割を超える時代です(朝日新聞社とベネッセが2018年にまとめた意識調査)。同じ地域に住んでいても、こうした価値観のズレによる摩擦は、今後増えてくるのかもしれません。

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