旅行先から宅急便で土産を送ってきた姑に対し、女性は呆れながらこう話す。
「旅行に行く神経を疑ったが、もしそうだとしても黙っていればいいのにと思った。何より半年以上も外出が出来てない私に、わざわざお土産を送りつけてくる無神経さに唖然」
今までは子どもの写真を小まめにLINEで送っていたが、その一件以来「もう一切送っていない」という。また、
「コロナが落ち着いたら、子どもを連れて遊びに行こうかと思っていた。だけど、そんなに遊び歩いているような人はウイルスを保菌していそうだし、子どもにうつったら大変なので絶対に連れて行きたくない」
と徹底している。
帰省の自粛を伝えると「差別的な考えの偏見者だ」と激怒する息子
山形県でサービス系勤務の50代女性は、コロナによって長男との間に深い溝ができてしまった。
長男は埼玉で嫁と暮らしており、昨年の12月には子どもが生まれている。女性にとっては初孫だった。長男夫婦は当時、嫁の実家である北海道と、女性がいる山形に子どもを見せに行く予定でいた。しかし女性は反対したという。
「埼玉から非常事態宣言中の北海道へ行き、感染者ゼロ地域の年寄りに会いに来ることに、疑問と恐怖を覚えました。もちろん嫁と孫の感染も心配しました。長男に私たち年寄りの命を守るために来ないでほしい旨を伝えたところ、他県から来ることの拒絶を『差別的な考えの偏見者だ』と言われました」
そんな長男の発言に対し、
「仮に長男家族に会った後、私たちがコロナに罹患し、天国の住人になってしまったとしましょう。そうしたら、孫も長男も私たちにした後悔を一生背負って生きて行くことになります。そこまで考えた私たちには、長男の考えが理解できませんでした。なぜ年寄りの命を慮ることができないのでしょうか……」
と嘆く。自分の言い分を正当だと言い張り続ける長男に落胆した女性は、「お前の親を辞する」と伝えたという。結局、長男家族が帰省することはなかった。女性は、
「この先、コロナを気にせずに会えたとしたら『私たちがコロナに大袈裟過ぎたから、孫を赤ちゃんの時に抱っこできなかったね』と笑えればそれで良い話です。もう孫には会えないでしょう。それでも長男家族に帰省しないよう言ったことに後悔はしていません」
と綴っている。
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