正しい箸の使い方ができるに越したことはないという人が多いが、”箸の持ち方”が正しいか否かでその人自身を判断することに違和感を抱く人もいる。
「食事の作法、特に箸の持ち方は本人の努力以前に生まれ育った家庭環境の影響が大きいと感じている。そのため、箸の持ち方を褒めたり貶したりすることは、無意識に格差や階級を肯定するように感じられ、気持ちのよいものではない」(40代女性)
一方、箸の使い方で相手を判断するという人もいる。50代男性は「箸をきちんと持てる人は信用できる人が多かった。その反対もしかり」という。続けて、
「日本人として箸をまともに使えない人を信用してはいけない。またそのような人と一緒に食事をするのは苦痛である」
と綴っている。「その方の評価の一部として、認識する」(60代男性)、「食べ方はその人の生い立ちを物語る」(40代女性)と考える人は少なくないようだ。
「お箸の持ち方さえ躾をされなかった家庭で育ったのかなと思ってしまう」(40代女性)
ほかにも、
「お箸の持ち方の悪い人は、食事のマナーも悪い人が多い。女性だと尚更一緒に食事をするのも嫌になる」(30代女性)
「お箸の持ち方さえ躾をされなかった家庭で育ったのかなと思ってしまいますね。自分で治そうともしない姿勢や食べてる姿も美しくないので一緒に食事してると不愉快になってしまいます」(40代女性)
など、嫌悪感をあらわにする人もいる。一方で40代男性は、箸の持ち方を気にするが、”指摘すること”は別問題だと綴る。自身は厳しくしつけられたが「その割に、正しく持てている自信はない」という。
「大人になって他人と食事する機会が増えるにつれ、次第に気になるようになる。綺麗な所作を拝見する機会が増えると『自分は大丈夫なのか?』と省みると同時に、なんとなく相手の所作も気になってしまう。相手が異性だったり立場が上の人なら尚更」
しかし、「ただ”指摘するか否か”や”どのように指摘するか”は大人力が試される話で、また別問題だと思う」という。誤った箸の持ち方をする人に対し、頭ごなしに否定するのは違うのでは、と感じているようだ。
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