SNSやメッセージアプリをきっかけにパートナーの不倫を疑うケースは少なくない。しかし、そうした証拠が一切ない状態にもかかわらず、夫の不倫を暴いた女性からの経験談が寄せられた。
その女性の夫は、「毎日のように飲んで帰ってくるが終電」という生活が普通になっていたという。
「そのうちほとんど家族との会話も減り、あからさまに私をうっとうしく扱うようになり、直感でこれは女がいる、と確信しました。入浴中にカバンの中身を調べたり、寝ている夫の指を取り、ドキドキしながら指紋認証を解いたりして携帯の中身を調べたりしていましたが、まったく証拠はなし」
女性は「思い過ごしかも」とも思ったが、「お前はそんな馬鹿なことばかり考えて頭おかしい。精神病院に行ったら?」など、夫の暴言やモラハラは日々増すばかりだったため、もう一度夫が寝ている間にスマホの指紋認証を解いたという。(文:林加奈)
盗み見防止アプリで夫の浮気を確信→興信所に依頼して浮気の証拠を確保
その日も証拠をつかめなかったが、翌日、思わぬかたちで浮気を確信することとなった。
「夫のスマホの画面にキャラクターのような絵がホームボタンを押すたびに現れたのが気になり、翌日検索してみると、盗み見防止アプリのキャラクターだとわかりました」
ホームボタンを押すたびに盗み見している人物の顔写真が無音で撮影されるアプリだったという。夫のスマホには女性の顔写真が何十枚も撮影されていたので、夫はスマホを盗み見されている事実を把握しているはずだが、女性は詰め寄られることはなかった。
「何日過ぎても夫は何も言ってくることはありませんでした。それは逆に夫の浮気が確定したのも同然でした。見られては困ることがあり強く出られないのが本当のところだったと思います」
女性はついに興信所に依頼して不倫現場を撮影してもらった。相手は既婚女性で、10年以上にわたって一緒に仕事をしていた仲間だった。
会社に不倫の証拠を突きつけ自主退社、その後離婚するも「今でも思い出すと吐き気がします」
その後、女性は夫に制裁を与えることばかり考えた末、夫が勤務する会社の副社長に不倫の証拠を突きつけた。呼び出された夫と不倫相手の女性はともに自主退社、不倫相手の女性からは慰謝料100万円を払ってもらった。なお、不倫相手の女性は離婚せず、元のさやにおさまっているという。
「私は2人の子を連れて離婚し、もうすぐ2年になります。あれだけ冷酷だった夫もその後反省したのか、養育費を少し多めの額を入れてくれたり、子供を欲しがるものを買ってあげたりしています。今更遅いですけどね」
女性は当時を回顧してこう語る。
「あの時の日々を思い出すと今でも吐き気がします。完全に私の存在を疎ましく、暴言やら完全無視やら、本当に今思い出してもよく耐えたもんだなと我ながら思います。毎日毎日汚いものを見るような目で見られ、話しかけても逆切れされ、完全に精神病患者扱いの日々。裏切りながら私のことを平気で攻め続けた元夫を私は絶対に許しません」
元夫は現在、収入が激減しているようだが、「それでも自業自得だと思ってこれからも残りの養育費をしっかり払い続けてもらうつもりです」と、女性は綴っている。
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