義母の存在に頭を悩ませるのは嫁ばかりとは限らない。ヤフー知恵袋に9月上旬、「義両親と妻との関係に悩んでいます」という悩みが寄せられた。相談者は交際期間8年、結婚1ヶ月の31歳の男性。妻の両親が家族で遊ぶのが好きで、義姉家族、義弟夫婦とともに旅行や会食、親戚訪問などが多過ぎて辛いと訴えている。
特に、義母が自分の思い通りにならないとキレる”自己中な性格”で、周囲は何も言わず義母の機嫌を取っている状態。相談者は人見知りで少食だというが、妻からは
「義母の前で『体調が悪い、お腹いっぱい、苦手なので』などのネガティブな言動をしてはいけない」
と念押しされている。しかも相談者の立場は低く、雑用を率先してやっているというから気の毒だ。これまで仲良くするよう努力してきたというが、既に限界が来ている様子だ。(文:okei)
「皆と早く遊びたくて来ましたと言えば、私の母は喜ぶし株が上がる」と妻
先日の連休前には、相談者が「意味がわかりません」と怒りを露わにする出来事があった。3泊で国内旅行の予定だったが、相談者は仕事の都合で1日有休を取って、日帰りでしか参加できない状況だった。
ところが、妻からは「17時の仕事終わりに車で来て、夜から泊まって」と求められた。行き先は車で片道3時間の距離で、さすがに疲れるため日帰りを希望したのだが、妻からは「自分の遊びの時は何時間も運転するのに面倒くさいだけなんでしょ」と責められたという。
「『皆と早く遊びたかったから仕事後に来ました』と言えば、私の母は喜ぶし株が上がる」
「そういうポジティブな行動があなたの立場を良くするということを理解していないし、皆と仲良くなれないのはそんな風に自ら壁を作ってるからでしょ」
などと散々言われたと綴っている。日帰り参加だけでも感謝して欲しいところへ、「行っても楽しくなさそうなところが嫌。直してほしい」とまでダメ出しされていた。
この妻は夫の体調や心情よりも、とにかく母親の機嫌を取りたいのだと分かる。だが、なぜそこまで義母からの評価を上げなくてはならないのだろうか。せっかくのレジャーも社長のご機嫌とりのようなもので、夫が楽しめないのも無理はない。
相談者は、他には妻に不満はないそうだが、「できれば義両親とは一定の距離を保ちながら、いい関係を築きたかったのですが、無理です」と胸中を明かし、客観的に見てどう思うか問いかけた。
「正月だけ集まるではダメなの?私なら即離婚してます」
回答は、相談者への同情や妻に対する批判が多く寄せられた。
「なんでせっかくの休みなのに そんな生活強いられなきゃならないんですかね。正月だけ集まるではダメなの?気持ち悪すぎる。私なら即離婚してます」
などのほか、「まずは奥さんに思っていることを言いましょう。多分言った以上に言い返されるでしょうが、負けないで言いましょう」という励ましもある。
一方で「奥様に従うしか和平の道はなさそう」などと説く声も。
「結婚とはこんなものです。離婚して再婚するか、このまま耐えるか?」
「格差結婚でしょうから、我慢するしかないでしょうね!」
相手を変えるのは無理なので、諦めて我慢するか別れるしかないと諭していた。
ベストアンサーとなったのは、「義母に何も言えない構図が問題」という相談者の考えを肯定した回答だ。このまま我慢すれば夫は不満が蓄積し爆発する。いずれその時が来るくらいなら、今から適度な距離での交流を提案してはどうかとアドバイスしており、筆者も同感だ。嘘をついてまで取り繕う関係は、いつか破綻するだろう。
ただ、相談者は解決方法ではなく「客観的に見てどうか」と価値観を問いかけている。「私なら即離婚」などと言われたこの現状、相談者はどうするつもりだろうか。
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