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“チー牛”男子が恋愛市場で勝ち抜くには? 恋愛コンサルが説く「文化祭の実行委員長の理論」

鈴木氏は”チー牛”男子の偏愛遍歴について、「今まで恋人がいなかった人も珍しくないですが、クラスやサークルなど同コミュニティ内で趣味や嗜好が合う女性と付き合っていたケースも多いです」と話す。

「しかし、こと恋愛市場においては極めて支持を得にくいと言えるでしょう。婚活パーティーやマッチングアプリ、合コンなどでは、やはり見た目、体型、雰囲気、ファッションなど第一印象で判断されてしまいます。なので、そういった場では、魅力を発揮できません」

そんなチー牛が交際・結婚するためにはどうすればいいのか。鈴木氏は次のようにアドバイスする。

「見た目はチー牛なのにモテている人を参考にしてみてください。自分がいるコミュニティの中でモテている人の特徴を探りましょう」

ソシャゲコミュニティでは見た目ではなく”ランク”がモテ基準になることも

チー牛なのにモテる人にはパターンがある。それは特定のジャンルやコミュニティでトップの存在、すなわち”長”であるということだ。鈴木氏はこれを”文化祭の実行委員長の理論”と呼ぶ。

「女性はコミュニティの中で強い人に惹かれます。昨年、有名プロゲーマーがゲーム好きのグラビアアイドルと結婚しましたが、これはその典型例です。ゲーム好きの男性ならば誰でも良いのではなく、結婚相手として選んだのはゲーマーの中でもかなり有名な実力派プレーヤー。つまり、彼はゲームというコミュニティの中での”長”なのです。文化祭の実行委員やクラブのDJがモテるのも同じ理由です」

鈴木氏は「コミュニティはなんでもいいです」とも語る。例えば、ソシャゲだとツイッター上でユーザー同士が交流する文化があり、オフ会も頻繁に開かれている。

「そこでモテるのは、イケメンというよりもソシャゲでランクの高い人。ランクが高い40代男性が20歳の女性と付き合っているというケースもあります。見た目や体型以外の要素が評価される場、ということが重要です」

以上の点を踏まえ、”チー牛”男子は「極端にマニアックな趣味が合う女性」との接点を増やすべきだと説く。

「たとえば、浮世絵が好きな女性がいた場合、自分も浮世絵マニアならかなりハマる可能性があります。ニッチな趣味を持って極めれば、その話題が出来る人は希少なので、好きになってもらいやすい、と言えるでしょう」

「チー牛」という言葉で使う人も少なくはない。見た目が冴えない、などとすぐに諦めてしまうのではなく、出来ることから努力をすることも大切なのではないだろうか。

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