「婚活女子」という言葉をよく見かけるが、婚活に苦戦するのは女性だけではない。お悩み解決掲示板に12月末、42歳の男性が相談を寄せた。
投稿者はトレーラーの運転手で、年収600万円と決して少なくない収入だが、「彼女いない歴=年齢」だと綴る。女性慣れしていないため、外国人やシングルマザーなら相手にしてもらえると思ってアプローチするも、「全滅でした。だれかと付き合ってみたかったです」と結婚への絶望感を抱いている。(文:石川祐介)
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「妥協して同世代や外国人と付き合おうとしてるのが相手にバレてる気がします」
内閣府の調査によると生涯未婚率は、2020年時点だと男性(26.7%)、女性(17.5%)。男女に大きな開きがあり、女性より男性のほうが結婚に対するハードルは高いとも言える。それでもコメント欄には、投稿者の姿勢に批判的な声が寄せられた。
「妥協して同世代や外国人と付き合おうとしてるのが相手にバレてる気がします。そういうのって女性は敏感に感じますから」
「正直『○○なら付き合ってくれそう』みたいな考えが分不相応っていうか、その人と付き合えるレベルにも達してないって事に気づいた方がいいと思います」
外国人やシングルマザーなら相手してくれるでしょ、と見下したスタンスが透けているのかもしれない。相手にしてもらえないのは当然だろう。恋人がいたことがなく女性と対等の関係を築いた経験がないため、投稿者は上下関係がないと女性とコミュニケーションをとれないのかもしれない。
また、「一人でいる時間が長いと孤立と固執が高くなります。『自分がこうなんだから相手もきっとこうだ!』と決めつけてしまうことです」といった指摘があるように、恋愛経験がないことで“拗らせて”しまった可能性もある。まずは自己分析から始めてみるのもいいかもしれない。
「今やっているのは練習せず試合に臨んでいるようなもの」
具体的なアドバイスも相次いだ。
「50歳くらいの女性は対象になりますか?」
「年上の方も視野に入れてみては?自分の周りに姉さん女房の人結構いて、男性は大人しく、女性が引っ張って上手くいってますよ」
若い女性を求めて結婚できない男性もいるが、投稿者は良くも悪くも求めるゾーンは広い。今よりも年齢の幅を広げて婚活してみるのも良いだろう。恋愛経験がない男性をリードしてくれる年上女性が見つかるかもしれない。
「42歳はまだ大丈夫な年齢だと思いますので、やはりまず場数を踏んではいかがですか。それもあなたにとってストレスかもしれませんが、今やっているのは練習せず試合に臨んでいるようなものだと思うんです」
投稿者の意識改善などと平行して、まずは行動することが大切だろう。最近はマッチングアプリやオンライン結婚相談所などもある。場数を踏むための環境は整っているため、腐らずに婚活を続ければ良い結果に繋がるのではないだろうか。