夫の不倫相手は、女性の子どもと同じ校区に住む、「PTA関係で仲良くなった家庭の奥さん」だった。キッカケは「相手のご主人の浮気相談だった」という。
女性はもともと、その「奥さん」に対して警戒心があったようだ。
「元から、その奥さんは胸元の広く開いた服を着て、かがむと胸が見えていたくらいで、こっちが恥ずかしくなっていました。私からしたらタイプ的に嫌いなタイプです。男の人の前ではわざとらしい行動をとって気を引く、女性からは嫌われそうな女です。きっと、たくさんのご主人方が胸を見ていたことでしょう」
女性はその「奥さん」の近すぎる距離感を不快に思ったこともあるという。
「(奥さん一家と)仲良くなってから、何度か他の家庭の方と一緒にバーベキューをしたりした時も、胸元の広く開いた服を着てきて、旦那にアルコールを手渡ししたり寄り添ったりしていたのを、私だけじゃなく子どもたちも見て知っていました。子どもには『○○ちゃんのお父さんかっこいいね』とまで、言ってきていました。そこに浮気相談です」
発覚後も口裏あわせ「けじめをつけるために裁判を起こし慰謝料請求」
「奥さん」からのアピールになびいてしまった夫は、女性に隠れながら不倫に走った。
「(旦那は)最初だけ(奥さんから)電話があって、会いにいく事は私に言いましたが、その後も電話があったことや、個人的に連絡を取り合って相談にのっていたことは隠していました。早い段階からラブホテルに行ったみたいです。それも、『人目につかないとこだったから』と。下心ありありで行ったとしか思えませんでした。 浮気を疑ったことはありましたが、まさかこんなに身近な相手だとは思いませんでした」
夫が不倫していた期間は 約4年間。しかし女性が不倫に気づいた頃には、夫曰く「関係が薄くなってきていた」という。
「発覚してからも連絡を取り合っていて、口裏を合わせていました。なので発覚しなければ、まだまだ続いていたかもしれません。その後、けじめをつけるために裁判を起こし、慰謝料請求し、今毎月(相手から)私の口座に振り込ませています。それもあと3か月で終わりです」
きっちりと相手を制裁した女性だが、「ただ残念なことに、まだ同じ校区内に住んでいます」と不安材料も漏らす。
「相手のご主人には内緒にしてほしいという希望を言われました。 内緒にしておくかわりに慰謝料を支払う条件なので」
万が一再び裏切りがあった場合は、相手のご主人も知るところになるのかもしれない。