女性は、夫からの突然の告白により不倫されていた事実を知った。
「3年前、私が48歳、主人が47歳の時に突然の告白でした。『3年付き合ってる女性がいる』との告白でした」
まさに青天の霹靂。女性はこれまで家族のために育児も家事も仕事もがんばっていた。
「その3年の間には、長女が結婚して孫も生まれてました。私はダブルワークで休みが1日もなく、家族の為に働いてました。もうショックが大きすぎました。おまけに相手の女が妊娠して『堕胎したこともある』と言われ。もう、家族崩壊でした」
不倫の事実だけでも辛い中、なんと不倫相手の妊娠と堕胎まで知らされた女性。ショックは計り知れない。
「相手の女は堕胎したのを理由に、『責任取る』と言わされてずるずると関係を持ってたようですが、進展しないことに苛立ち、主人も隠しきれないと思ったので告白」
女性は「ちなみに相手の女はひと回りも年が離れてる34歳。結婚したい思いは強くなりますよね」と不倫相手に同情しつつも、「初めから主人が独身ではないことはわかってての付き合い。私から思えばいい年こいてなにやってんだ、避妊だって気をつけなくてはいけないに、絶対確信犯だ」と憤りは隠せない。
再構築を選択「この年で一人になる勇気もなく、主人の事が好きだったんです」
それでも最も怒りや憎しみが向かうのは、裏切っていた夫だ。
「もちろん50(歳)近い主人もバカすぎ。一度(不倫相手に)会おうと思ってたのですが、会う日の前日相手の女が別れる事に同意。私は誓約書も作って会う気満々でしたけどね」
結局女性が不倫相手に会うことはなかった。「この年で一人になる勇気もなく、主人の事が好きだったんですよ」と複雑な思いを明かす。
「だからやり直す事にしましたが、そんなに簡単なものではなく。発覚から3年経ちますが、未だに心療内科に通院しています」
女性が負った心の傷は大きく、そう簡単に癒せるものではないようだ。