もともと元カノは母親と2人で暮らしていた。あるときから母親に彼氏ができ3人で暮らしていたが、元カノは母親の彼氏とうまくいかず「もう家を出たい」という話になった。しかし
「母親からは『独り暮らしをするのは構わないが引越代などを全て自分で出すように』と言われ、お金が無くどうしようもないと相談されました。当時私も若く、今だったら絶対にしませんが、『だったら引越代くらい貸す』と申し出てしまいました」
「それが間違いでした」
と自身の甘さを悔いるように語った。というのも、元カノの借金はこれでは済まなかったのだ。
「無事引っ越しが終わり、一人暮らしを始めると今度は『家具が無さすぎて生活できない』と言われ、『来月必ず返すから貸して欲しい』と向こうから言われました」
「その時引っ越し代もまだ返してもらってなかったのですが、まあ生活できないなら仕方ないかと更にお金を貸しました。合わせて10万ほどだったと思います」
就職したばかりの若者にとって10万円は大金だが、彼女のために引っ越し代と生活費まで貸したのだった。しかし男性には「この時から少し疑問」が生じていたという。
「元カノはどうも浪費癖があるようで、働いたら自分へのご褒美と言って高価なものを買ってました。私への返金も滞っており半年経っても半分も返ってきていませんでした」
仕事を辞めた彼女に「次の仕事が見つかるまでうちに来るかと提案してしまいました」
そんなある日、思いもよらないことが起きる。元カノが「まさかの『仕事を辞めた』と言い出した」のだ。
「今住んでいるアパートも会社の社宅だからすぐ辞めたら2か月以内に出ないといけないと言い出しました」
「え?じゃあどうするつもりでいるの?と聞くと『お金がないから新しいアパートも契約できないから実家に帰るしかない』などと言い出し、それでは本末転倒ではないか、と言うと『仕方ないじゃん!』と逆ギレしていました」
パニック状態の二人。「私もここで突き放せば良かったのですが色々考え、とりあえず次の仕事が見つかるまでうちに来るかと提案してしまいました」といきなりの同棲生活に突入することになった。
「今思えば、そう言うのを待ってましたという感じで、即答で『わかったそうする』と言ってました」
元カノの思惑通りだったどうかは不明だが、とにかく一緒に暮らし始めた。しかし案の定、悲しい裏切りを経験することになる。【後編へ続く】
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