30代独身女性、会社の「海外赴任辞令」に従うべき? 彼氏ナシだけど結婚願望はアリ
Q&AサイトのYahoo!知恵袋に、こんな相談が寄せられていました。相談者さんは30代前半の独身女性。交際中の相手はいませんが、結婚願望はあります。これまで稼ぐことや出世を目指し、嫌な仕事やつらい仕事も引き受ける「仕事優先」の生活を送ってきました。
会社でもそれなりの地位を築き、人生の節目として「これから婚活を頑張ろう」と考えていたそんな矢先、会社から中国の広州に駐在員として赴任する辞令が出ました。広州は出世コースですが、少なくとも5年は駐在しなければなりません。
「会社はあなたの寂しさの責任を負わない」と退職促す声も
相談者さんは「これまでプライベートを削って、人一倍頑張ってきた結果がこれか…」と虚しい思いをしています。「今ですら女性として価値が低いのに、5年以上も中国にいたら家族を作ることは望めない」からだそうです。
断ることもできるけど、そうすれば社内での立場が悪くなります。転職する手もあるけど、「年も年だし」「せっかくここまで頑張ってきたのに」という気持ちや、恵まれている収入を諦めることに抵抗があります。
転職しても必ず結婚できるとは限らず、失敗して収入が少ない未婚女性になる恐怖感もあります。悩んだ末に「もう自分の決断が信じられません」という心境になり、ユーザーに「皆さんならどうされますか?」と問いかけています。
確かに悲しいことですが、一般的に女性は年を重ねるごとに結婚が厳しくなります。ある調査によると、30代後半の独身女性が5年後に結婚している割合は10%。40代前半では4%だとか。回答者からも「会社を辞めて婚活を優先すべき」という助言が相次いでいます。
「悩むのであれば、全てリセットするのも人生かと思います。一生仕事に生きる人生とか面白いとは思えません」(usa_0843さん)
「金があっても、一人じゃ寂しいでしょう。いざというときの安心は金で買えませんよ。あなたが一人で寂しかろうが、会社は絶対その責任は負いませんから」(kuma_pishさん)
中国で素敵な出会いがないとは限らない?
出産・育児のタイミングを考えると、少しでも早く婚活を始めた方がいいかもしれません。その一方で回答者のnrsny9さんのように、せっかくのキャリアとチャンスを捨ててしまうのは簡単だけれど、大事にした方がいいという意見もあります。
「転勤して数か月などして、新しい出会いなどがあるかどうか見定めてから転職を考えるのでも遅くはないと思いますよ。海外勤務もまた転職に有利にできるはずです」
確かに、中国で素敵な出会いがないとは限りません。ricojapan55さんも「結婚は縁」「縁は自身の努力で叶う物ではありません」といいます。
「貴女と縁のある男性がどこかにいますよ。なんて気長に考えても後悔はしないと思いますよ!折角のスキルを無駄にする必要はないと思います」
hohotarou0123さんは、日本で婚活しても素敵な男性とそう簡単には結ばれないのが現状なのだから、「広州でビジネスの交流会やパーティー、スポーツのサークルなんかに参加したほうがいいんじゃないかなと言っています。
もしかしたら、素敵な日本人や外国人の方と出会えるかも。見方を変えれば、婚活とキャリアを同時に実現できる貴重な機会になるかもしれませんね。(ライター:Mankiko.N)
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