入れそうなホテルが見つからず「もう家に帰って寝たほうがいいんじゃないか」と諦めかけたそのとき。「一つだけ空室があるホテル」が見つかった。しかも、そこはかなり大きなホテルだったようで、「ラッキーとばかりに入室しました」と、ここまでは順調だったが……。
「部屋に入るとまず人が1人通れるかどうかの日本庭園のような細い石畳がありました。でも廊下の先はほとんど覚えてません。と、言うのも、私は部屋の中にはそれ以上入れなかったから」
部屋に入ろうかという瞬間、激しい違和感を覚えたのだ。
「なんとなく『ここやばい!』って2人して顔見合わせて、彼はすぐにフロントに『帰ります!』って電話」
なんと、「滞在時間は2分ほど」だったそう。はっきりした事は分からないが、とにかく入ってはいけない雰囲気を察知したのだ。霊感とでも言うものなのだろうか。当時の恐怖をこう書いている。
「とにかく早くホテルから離れたくて逃げるように出ました。今もあのホテルがあるのかはわかりませんが、なんとも言えない恐怖心は未だに忘れられません」
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