ご飯を奢ってくれる男性を「メッシーくん」と呼んでいたのはバブル期の話で、今どき男性に常に奢ってもらいたいという女性は珍しいだろう。ところが掲示板ミクルに12月上旬、時代に逆行するかのように、「彼にずっと奢ってもらいたい」というスレッドが立てられた。
今は彼氏が奢ってくれているが、「いつか割り勘になる日が来るのだろうか?」と不安だとし、次のように続けた。
「割り勘にされた時、私は彼にとって落としたい女、離れて行かないように尽くさなければならない女ではなく、もう離れ行く事はない手に入れた女になってしまうのです」
こう書いたスレ主はアラフォー女性だというが、それにしては古い考え方のように思える。彼氏に不安をぶつけたら、変な顔をされたというが無理もないだろう。(文:天音琴葉)
すでに2回もプロポーズされているけど……
だがスレ主は、そんな彼氏の反応を見て不快な気持ちになったとし、こう続けた。
「その晩はテンションが下がってしまって一緒にいたくなかったので、食事はとりやめて自宅まで送ってもらう事となりました。彼は『体調が悪いのか?』と言いましたが、何も分かっていないなと思いました」
彼氏にガッカリしたものの一人で考えた結果、「彼の顔が超タイプなんですが、おそらくこんな格好いい人と巡り合う事はもうないと思うので……」と、やっぱり別れたくないと思ったそう。
その一方で、この彼氏に過去に2回プロポーズをされたが、当時は迷いがあったのか曖昧な態度を取り、受け流したという。以来、彼氏からプロポーズも、結婚についての話もなく、不安に駆られているようだ。
最後に「アドバイス願います」と書いたスレ主に対し、時すでに遅しと感じた人もいる様子。散々奢らせた挙句にプロポーズを濁したことに、「私ならなんかの詐欺?と思うけど。(中略)金蔓じゃん」とコメントした人も。その上で、「彼はもう冷めてて、自分が納得出来る金額内で遊べる彼女(仮)かもしれないよ」と書いている。
「結婚したいならもう少し柔軟な考え方をした方が良い」
そもそも、「彼にずっと奢ってもらいたい」というスレ主の考え方に疑問を抱いた人も多い。「アナタの考え方終わってますね」「いつまでお嬢さん気分なんだろうって思いました」は、いずれもスレ主と同年代だという人たちのコメントだ。
「今どき珍しい女性至上主義的な考え方」と批判した人は、
「でもそれって今どきの考え方を持つ若い女性が彼の前に現れたら、確実にそちらに流されると思いますよ」
とコメント。確かに、彼氏もスレ主のような古い考えでない限り、割り勘派の女性になびく可能性は十分ありそうだ。
ほかにも、「執着する部分がかなりズレてると思います。結婚したいなら狭い固定概念に執着したりせず、もう少し柔軟な考え方をした方が良いと思うのだけど」と書く人もいた。
また「夫婦になればどちらが出そうが共有財産ですから」と指摘した人もいる。財布を別にしている共働き夫婦もいるが、財布が一つになったら奢る、奢られるという感覚は消える。まるで友達であるかのように、ずばりとコメントした人も。
「もう独身まっしぐらじゃないの。いつまでそんな考えでいるのよ」
厳しいコメントが相次ぐ中、次のアドバイスは結婚を進めたいというスレ主の参考になるだろうか。
「結婚についての話がないのは主さんが曖昧にしたせいなんだから、自分から結婚の話をすればいいのでは?」
多くの共感が集まっていたが、その通りだろう。ほかにも、「自分から動け。逃がしたくなければ一刻も早く」というコメントもある。イケメン彼氏を取られたくないなら、スレ主は今すぐにプロポーズの返事をしたほうがいい。【参照元:掲示板ミクル https://mikle.jp/】
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