恐らく夫は、浮気の最中は結婚指輪を外しており、いい加減に管理していたのだろう。2度も紛失した言い訳はこうだ。

「一度目は電車で座って寝ていたら、いつのまにか無かった。二回目はいつのまにか無くなってたです」

なんと2度とも「いつの間にか紛失」という小学生レベルの言い訳だった。これには、「いい大人の言うことでしょうか」とすっかり呆れた様子の女性。ここで心境の変化をこう打ち明ける。

「それまでは『せっかく縁があったのだから。いつかは改まるかも』とうっすら思っていましたが、この2回目の言い訳を聞いて、自分の中で何かが崩れました。完全にATMとして働いてもらう。子が育ちきったら別れたらいい」

そう決意してから、18年の時が過ぎたという。この期間にも、夫は「買った覚えのないワイシャツやパンツ、靴下」を平然と洗濯に出してきたという。

女性は「気づかないとでも馬鹿にしているのでしょうか」と憤る。子どもたちにも「お父さんにこれを買ってあげた？」と確認し、「買ってない、知らない」という返事だったそう。家庭の外で入手していることは明らかだ。

一方で、生活のためだけに続けている夫婦関係だが、こんな意外な事実も明かした。

「信じられないかもしれませんが今でも夜の営みはあります。それは娘に万が一変なことをされたら嫌なので、応じているのです」

夫をまったく信じていない様子がうかがえる。娘の大学卒業まで残り2年。ゴールを目前に控えた今、清々しくこう書いている。

「老後と、もちろん2年後以降の生活プランには、（夫は）数には入っていません」