だが女性はその時は家に上がることを断ったそうだ。だが25歳上の相手は
「嫌な顔をするわけでもなく、じゃあねと帰って行かれました」
と紳士的な対応だった。女性が水商売を辞めた時にも、昼の仕事を見つけてくれたそう。
「“お父さん子”だった私はいつの間にか惹かれていきました」
こうして自身の恋心に気づいて半年ほど経った頃。
「初めてそういう関係になり益々離れられなくなり、家でご飯を食べたり泊まったり……旅行にも連れて行ってもらったり」
その後、相手は常務から社長に昇進した。すると女性はその会社に雇われるようになり、社長が出張の際には秘書役として同行したそう。公私ともに楽しかっただろう。だが所詮は不倫だから、幸せが長く続くことはなかったようだ。
「上手く行っていましたが一度だけ妊娠してしまい、堕胎して欲しいと言われた時は本当に悲しく……」
結局、中絶手術の費用を出すこと、付き添うことを約束してもらった上で、泣く泣く承諾したという。相当つらい思いをしたにもかかわらず、不倫相手と別れられなかったそうだ。
その後、別の男性と交際しながらも不倫相手との逢瀬を重ね、しかも
「結婚式の前日はホテルに泊まり……」
とはよっぽどだ。この後、女性の人生はますます波乱に満ちていく……【後編】へ続く。
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【後編はこちら】「托卵したのです」夫が不妊症 、不倫妻が取った衝撃の行動 数十年後、息子に「俺のお父さんは……」と言われて……