実際、結婚式の前から不穏な様子だったという。男性は黒のスーツに白のネクタイで参加すれば問題ないと考えていたが、新郎は認めなかった。
「『俺の結婚式では認めない。これを着て出席しろ』と別の服(タキシード)を渡された。さすがに納得できずに両親に話すと、『それはお前のほうが間違っている。それで出席しろ。逆に自分のスーツで出席したら許さない』と言われた」
男性が着用しようとした黒のスーツが、ブラックスーツなのか、あるいは黒いビジネススーツだったのかは不明だが、新郎新婦の親でもなければ、本来はその服装で問題ないだろう。タキシードを着ても構わないが、やり過ぎな気もする。
「2つ目は、最低でも家で招待したお客と向こうの両親ならびに媒酌人には一言添えてお酌してまわれという内容でした」
「3つ目はカメラで写真撮影する内容でした。冒頭にも披露宴のプランに写真撮影もお願いしているにも関係なく『お前も一緒に撮影しろ』とのことでした」
お酌だけでなく、なぜか撮影要員にも駆り出されてしまった。その結果、式当日には「披露宴のほとんどの時間をお酌と写真撮影に時間を費やした」と明かす。
新婚旅行のための送迎も求められたが…
さらに、親族代表としての挨拶を成功させるため、新郎新婦の両親について事前に把握するよう求められた。挨拶に両家両親のエピソードなども盛り込んでほしいので事前にそれとなく聞いて回れ、ということだろう。
「『いい結婚式・披露宴になるかならないは、お前の動き次第』と言われた」
身内とはいえ、異様なほど重要な役割を担わされてしまった。新郎は結婚式前に「お前の結婚式のときも俺も同じようにやるから」と言ったが、男性は「仮に同じような対応をお願いしても途中で文句を言ってくると思っていた」と内心を明かす。
その結果、披露宴は「自分の席に座ることは、ほぼなかった」そうだ。後日、媒酌人から「あそこまでしなくてもよかった」と同情された。ちなみに式翌日の結婚旅行のため空港への送迎も求められたが、「さすがにこれには待ったがかかった」と明かした。
当時を振り返って、男性は、
「親族や身内にとっては召使い同然の扱いでした。その後も何度か結婚式に招待されているがここまでやっている行動は見たこともなかった。今でも思い出すと腸が煮えくり返る思いでした」
と憤りをあらわにした。
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