宮崎議員の不倫報道で男性の育休推進派が激怒! 「一人の議員の行動で前進どころか後退とか笑えない」
「育休議員」として話題になっていた自民党の宮崎謙介衆院議員(35)の不倫疑惑が報じられた。国会議員、しかも男性議員の育休取得に対しては賞賛の声が挙がっていただけに、ネット上では失望の声が相次いでいる。
「センテンススプリング」こと「週刊文春」(2月18日号)が「育休国会議員の『ゲス不倫』撮った」という見出しで報じたもので、それによると宮崎氏は1月30日に京都市内の自宅マンションで女性と密会し、一夜をともにしたという。記事には、2人が時間差でマンションから出てくる写真も掲載されている。
「日本人の考え方が変わるきっかけになると期待してたのに」
女性は現在34歳で、グラビアや舞台などタレント活動をしている。宮崎氏とは昨年冬頃に知り合ったという。同誌から不倫について聞かれた宮崎氏は言葉を濁し、女性についても「知らない」と話したが、FNNの報道によると、すでに周辺に対しては不適切な関係であることを認めているという。
妻の金子恵美衆院議員(37)が出産のために入院している最中に、自宅に女性を連れ込むという大胆な不倫だ。しかも、宮崎氏は昨年12月、男性議員初の育休取得を宣言。長身のイケメン議員が「イクメン」をPRしたことで、話題になったばかりだ。
当時は育休取得推進派から大いに支持を集めていたが、今回不倫が明らかになったことで、ツイッター上では失望の声が相次いでいる。
「これは残念だなー。これを機に、育休だったり出産育児に対する日本人の考え方が変わるきっかけになるかなと期待してたのにな」
「育休宣言の影響で世の中変わろうとしていた矢先…全く 情けな…」
宮崎氏のFacebookページにも、批判の書き込みが殺到。「1年弱嫁さんに相手してもらえないからと浮気するのはどうなんだろう?」「説明責任をしっかり果たして下さい」と、まさに炎上が収まらない様子だ。
「育休と不倫は別々に議論されるべき問題」という指摘も
厚労省の調査によると、男性の育休取得率は2014年で2.3%。安倍政権はこれを2020年までに13%に引き上げることを目標に掲げていた。しかし今回宮崎氏の不倫報道が出たことで、せっかく盛り上がっていた機運に完全に冷水を浴びせられた形になった。
「男性の育休取得への道がまたけわしく遠くなりそうな予感。育休に対する偏見やら風当たりが強くなりやしないか心配。1人の議員の行動で、一歩進むどころか後退とか、本当に笑えない」
「今後男性が『育休取りたいです』といって、周囲から『どうせ不倫でもしてんだろ!』みたいな空気に包まれるとしたら、宮崎謙介議員の罪って、かなり重い……」
もちろん「育休取得と不倫は別問題」と考える向きも少なくない。ツイッターにも「男性が育休とるのと不倫とは全く別の問題じゃん…… なんで絡めて報道するの」「ルールの話とモラルの話が混同されてる」という声が出ていた。
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