「私、あなたのこと好きだったの!」――15歳の頃に戻れる同窓会が独身30~40代の「出会いの場」になっている?
お盆など帰省の時期に組まれることも多い同窓会。みなさんにも久しぶりの出会いがあったのでは。かつて馴染みのあった者同士、一気に若かったあの頃に戻った錯覚を起こし、ときめいてしまう人も多いらしい。
8月19日の「ノンストップ!」(フジテレビ)では、「同窓会ロマンス」を特集。番組のアンケート調査によると、3人に1人が「同窓会ロマンスを期待している」とのこと。特に子育てが落ち着いた40代の期待度が高いという。(ライター:okei)
「悪い気はしない」とニヤける男性
「私、○○くんのこと、好きだったの!」
番組がある同窓会を取材すると、色気のある女性がいきなり軽い調子で告白。小学生時代のこととは言え、男性は「悪い気はしないですよね~」とニヤけていた。
元婦人公論編集長の三木哲夫氏によると、今は同窓会ビジネスが盛んで「婚活パーティーじゃないけど、出会いのパーティーでもあるわけで」という。会場の選び方や盛り上げ方、服装やメークの仕方まで指南する業者がいるそうだ。
みんな中年になった今を忘れて、15歳に戻れる。当時のいいことしか覚えてないから、誰でもきれいに見える。さらに三木氏は、こんな感じで恋心を後押しする。
「(いいなと思ったら)そのとき声かけなきゃダメですよ、やっぱり。躊躇してたら、時間がないから。(同窓会は)3時間くらいでしょ、バッと行かないと!」
今は30~40代でも独身者がけっこういるが、既婚者も少なくないだろう。不倫でバッシングされ仕事を失う恐れもある現代にあって、かなり大胆発言だ。夏休みで子どもも見ているのにいいのだろうか。
番組はさらに同窓会の後日、少人数で定期的に会う「ウラ同窓会」の存在も曝露。どこか楽しそうに「何人かいるからカムフラージュになる。遅くなった言い訳も協力体制ができている」と解説していた。
国生さゆりは「ロマンスは一瞬!」と警告
その一方で、同窓会での再開が結婚につながる出会いの場となるケースもある。ゲストの国生さゆりも同窓会がきっかけで、最初の結婚をしているのだ。
十何年ぶりに全く変わっていない初恋の彼と再会し、一気に十代のころの記憶が蘇った国生。当時30代前半で、東京の生活や仕事に行き詰まりを感じていた中での出会いだった。
「どこか変化が必要だったときに、15歳の自分に会えたわけですよ」
あの頃の記憶が同じ匂いと共に戻り「この人、素敵だなーと思った」と結婚した経緯を振り返った。しかし話題が「同窓会での胸キュンな瞬間」に及ぶと、突然頭を抱え、
「最近気づいたんだけど、ロマンスとかそういうのって一瞬だから!」
と言い出した。確かに彼女は、3年でその結婚生活を終えている。三木元編集長が「国生さんも同窓会の魔法が解けたんでしょ?」と指摘すると、「解けた! 1年ぐらい。そうだよ、ホントちょっとだよ!」と苦笑いしていた。(ライター:okei)
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