男性は60代後半でも2割以上が「結婚の意志アリ」 一方、女性は年を重ねるごとに「結婚」を諦めるというシビアな現実 | キャリコネニュース - Page 2
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男性は60代後半でも2割以上が「結婚の意志アリ」 一方、女性は年を重ねるごとに「結婚」を諦めるというシビアな現実

結婚願望が右肩下がり

結婚願望が右肩下がり

「結婚願望がある」と回答した女性は46.1%、男性は47.2%だった。年代別に見ると男女ともに年齢が若いほど結婚願望が高く、歳を重ねるごとに低下している。

性別も加味すると、最も多いのは20代前半女性(75.3%)だ。しかし同年代の男性は60.3%と15ポイント差がある。30代後半までは女性の方が結婚願望を持っているが、40代後半以降は逆転。60代後半だと男性が23.1%に対し、女性は4.0%となっている。年代が若いうちは男性より女性の結婚願望が高い傾向にある。

続いて、結婚願望が「ある」と回答した人に結婚をするために行っていること(婚活)を聞いた。「特に何もしていない」(51.1%)と過半数を超えているものの、具体的な内容としては「既に交際相手がおり、交際相手と結婚したいと思っている」(21.4%)が一番多かった。

次いで「自分磨きをしている」(17.7%)となり、特に20代から30代の女性を中心に行われている。

自分磨きを「婚活」と捉えている人が多いことは、人と出会ったり交流したりすることより「自分の好きなことをして生きたい」という考え方の表れだとも考えられる。「結婚をしなくても幸せになれるという時代」という現代のトレンドがよく表れているといえるだろう。

他にも具体的な活動として「合コンに参加」、「婚活イベントに参加」、「婚活アプリを利用」などが考えられるが、男女間に特に差が見られたのは「結婚相談所に登録」だった。30代前半歳の男性が11.8%なのに対し、同年代の女性は1.9%にとどまっている。

また婚活を行っている人の割合は、男性では30歳代前半、女性では20歳代後半から増加傾向が見られる。具体的な活動のピークは男女ともに30歳代前半で、男性は36.3%、女性は37.9%と全体と比較して約10ポイント程度高くなっている。

自治体の婚活イベント「いつどこでやっているかわからない」

自治体が実施している婚活イベントに対する意見を聞くと「いつ、どこでやっているのかわからない」が36.2%と最も高い。2位は「いい人がみつかるイメージが持てない」(22.5%)と回答者全体では、マイナスイメージを表す意見が上位となっている。しかし3位「行政の取組なので信頼できる」(21.0%)、4位「気軽に参加できる」(16.7%)とポジティブにとらえる意見も少なくはない。

また自治体が婚活イベントを実施する理由として、カップルの成立、ひいては婚姻件数の増加や出生数の増加、定住人口の増加などの効果を狙った取り組みだと想定される。

自治体としては機会損失につながる「いつ、どこでやっているのかわからない」、参加しても成果に乏しいと思われている「いい人が見つかるイメージが持てない」というイメージを払拭することが課題だろう。

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