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「妻の方が高収入」米国世帯の4分の1に 男性の収入は45年間伸びず

米国では夫に代わって、妻が一家の大黒柱となる世帯が徐々に増えているようです。経済学者で大統領経済諮問委員会のメンバー、ベッツィー・スティーブンソン氏が発表したチャートによると、家庭における妻の収入の割合は年々高くなっています。

米ビジネスインサイダーの記事は、米国国民の収入の「中央値」は過去45年で一番高くなっていると指摘し、その理由として妻の収入増加を挙げています。なお、米国で収入の統計を取る場合には、平均値より飛び抜けて高い数値に影響されないよう「中央値」がよく用いられています。

「性別を超えた個人」が社会で役割を果たす時代に

1126jyosei世帯に占める妻の収入の割合は、1970年には37%でしたが、2013年には44%にまで上がりました。女性の収入は年々増える一方で、男性の収入は平行線のままだからです。

ビジネスインサイダーの記事には記載がありませんでしたが、米大統領行政府のレポート[PDF]を見てみると、GDP成長率とともに右肩上がりだった男性の収入は、1970年代前半以降横ばいになっているといいます。

これに伴い、男性が家事や育児に参加する時間が増えています。1965年には6.9時間だった家事や育児の時間は、2013年には16.4時間にまで増え、週に4時間ほど仕事の時間が減少しています。

このように見てみると、米国では今まで男性・女性の役割と定義されていた枠組みが、少しずつ取り払われているようです。男女が同じ仕事をシェアし、それぞれの能力を発揮するという形に移行しつつあるのではないでしょうか。

一方、日本では、国税庁が行った平成25年度の民間給与実態統計調査によると、男性の平均収入は男性が511万円で、女性が272万円。男女の収入にかなりの開きがあります。「オトコは一家の大黒柱となるべき」と考える人もいるでしょうが、生産人口の減少に伴い、日本でも「性別を超えた個人」が社会で役割を果たす時代になるのかもしれません。

(参考)Here’s How Married Women Are Keeping The American Economy Alive (Business Insider)

あわせてよみたい:「女のマウンティング」急増の背景を勝間和代が解説

 
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