社会人の4割、残業が”恋活”に悪影響 「恋人を作る意欲がわかない」「活動ができない」
恋人や配偶者がいる人に、残業がパートナーとの関係に及ぼす影響について複数回答で聞くと、「体力的・心理的に疲労を感じてしまう」が41.9%に上った。また「業務のことが頭から離れない」という人が15.4%、「ストレスで家族やパートナーにきつく当たってしまう」という人も13.2%いた。「家族やパートナーとの予定をキャンセルすることが多い」も12.8%だった。
いわゆる”過労死ライン”と言われる月80時間以上の残業をしている人の場合は、「体力的・心理的に疲労を感じてしまう」割合が56.1%にも上っている。残業があまりにも多いと、デートに行く体力や気力すら失ってしまうようだ。
また「業務のことが頭から離れない」人が26.8%、「きつく当たってしまう」が24.4%、「予定をキャンセルすることが多い」が34.1%となっている。「特に影響はない」という人はわずか7.3%に過ぎなかった。
ただ、実際には仕事よりもプライベートを優先したいと思っている人の方が多く、83.8%に上った。しかしそのうちの43.2%は、「プライベートを優先したいが、現実には仕事を優先している」という。
未婚率の上昇や少子化が社会問題となって久しいが、働く男女が余裕を持って恋愛や結婚をするためには、残業を削減する必要がありそうだ。