ちなみに相談者は、出席してくれる1人の友人以外とは疎遠だった様子です。6人とは個別に会ったり連絡を取ったりもせず、グループの飲み会などには「卒業してから1回も参加していない」そう。それでも、「グループ内で影が薄いのは分かっているけど、(中略)そういうのは非常識ではないですか?」と繰り返し怒っていました。
7人中6人も欠席では、結婚で嬉しい気持ちも半減でしょう。この相談には賛否両論の回答が寄せられています。
「出席しているのならば、欠席でも祝儀は3万円包んでくれるはずですよ。常識的にはそうします。出席したのに、欠席は確かに頭に来ますよね」
と相談者に同情する回答も複数ありました。「すぐ来てくれると言ってくれた人だけを、これからは大事にしましょう」と添えたものが相談者からベストアンサーに選ばれています。
ご祝儀の相場は年齢や関係性にもよりますが、3万円からが基本です。最近は2万円でも1万円と5000円札3枚でOKとするマナー本もあります。しかし自分の結婚式に出席してもらった場合は、いただいたご祝儀と同額を包む、という情報もあります。いずれにしても、本当に祝う気持ちがあれば少額のご祝儀かプレゼントなどを贈ろうと考えるものですが、今のところそれも無いとのことでした
結婚式は人間関係を見つめ直すチャンス まだの人はぜひ挙式を
回答には、「来てくれる子とだけ仲良くする」なんて根性だから敬遠される、などの批判も出ています。
「あなたには『人徳』というものがない。その原因は、あなたのそういう根性にあるし、交友をしてこなかったからでもあります。そういう根性では、誰も来なくなりますよ」
また、「結婚式は早い者勝ちのところがあり、歳を重ねると生活のほうが大事でご祝儀が負担になる」といった指摘も。若者のお財布事情が厳しい昨今、祝う気持ちはあっても、女性は服や美容院代などもかかります。ほとんど付き合いのなくなった友人の結婚式は、負担が大きいと考える人は少なくないでしょう。そもそも、お祝いは気持ちなので「あげたから貰って当然」でもありません。不本意でしょうが、その程度の関係になったのだと受け入れることです。
筆者もかつて結婚式をしましたが、やはりそこは友情が試される場でした。招待しても渋ったり無断欠席した人もいた一方、頼んでいない余興や2次会の手配をしてくれた人もいて、胸に沁みました。人間関係がはっきりして、失望と同時に興味深くもありました。資金不足や人前が苦手などで「ナシ婚」が流行っているようですが、結婚予定の方には、なんとか結婚式をしてみて頂きたいものです。