夫は不倫がバレたとき、女性に対して言い訳を繰り返したという。これがかえって「結婚生活が全否定され、私という人間も全否定されたような、絶望的な感覚に襲われました」と女性は語る。
「消えてなくなりたい。許せない、復讐したいという感情、身体が震えるほどの怒り、突然震えとともにやってくる動悸……何とも言えない感情と戦う日々に疲弊していく自分が惨めで情けなくて、また絶望する」
夫の不倫に関して、女性は何も悪くない。しかし、結果的に不倫された自分を責めては落ち込む日々が続き、悩まされていることがわかる。
「無条件に夫を信頼し、家族として暮らしていた時は戻ってこない」
その後、女性は夫と離婚せず、関係を再構築することを選んだ。現在夫は不倫相手と別れ、女性に対して優しく接してくれるようになったという。
「自分の過ちを後悔して反省している様子が感じられます。日が経つごとに、自分の間違った行動がどれだけの影響を与え、どれだけの信頼をなくしたか、失ったものの大きさを感じていることは私にも伝わっています」
しかし、「過去を消し去ることはできない」と、フラッシュバッグに悩まされ、夫と激しい口論になることもあるという。
「猛烈に反省している夫を、遠くから眺めている自分がいることも事実です。夫は失った信頼を取り戻すことはできるのか?私は再び、夫を心から信頼できる日が来るのか?復讐のために再構築しているのではないか?そんな疑問を持ちながら生活している日々です」
そして、女性は「無条件に夫を信頼し、家族として暮らしていた時は戻ってこない」とも語っている。
不倫する人にとっては、相手と別れていればもう過去のものかもしれない。しかし、不倫された人にとってその事実は永遠に生き続ける。パートナーの不倫の過去と常に隣り合わせの状態で再構築を続けなければならない。そう考えると、不倫された人の精神的苦痛は計り知れない。
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