夏休みやお盆休みのシーズンがやって来た。今年はコロナ禍で移動に制限があるため、実家や義実家への帰省が難しい人もいるかもしれない。もしかすると、帰省せずにすんでホッとしている人もいるのではないだろうか。
キャリコネニュースには、「義実家への帰省」が憂鬱な人々からさまざまなエピソードが寄せられている。(文:コティマム)
夫婦仲の悪い義両親に辟易「どっちの言うことを聞けばいいの?」
愛知県の30代女性は、夫婦仲の悪い義両親と料理を押し付けてくる義母に辟易している。
「姑は料理が全然できない人なので、私が帰省する時には、必ず姑指定の料理を持参します」
これだけでも面倒だが、やっかいなのは義父母の仲が悪いことだ。
「義父からは『義母の言う事など聞かなくてよい!そんな事よりも早く来い!』と何度も催促の電話。連休中に集まる自分の家族をご近所さんに見せたいようで、早い時間に来てほしくて急かすのです。仕方なく料理も途中で行くと、今度は義母が激怒。『●●が食べたいって言ったのに』『しっかり煮込まないから味が薄い!』と」
義父と義母の間に挟まれ、帰省前から疲れ果ててしまっている女性。これでは憂鬱になってしまっても仕方ない。
「どっちの言う事を聞けば言い訳?そもそも近所の体裁など、本当にどうでもいい。『お休みの日に集まる家族たちの演出』、必要なんでしょうか」と女性は憤る。
また30年間、我慢して帰省したという人も。広島県の60代女性は、長男と結婚してから義両親が亡くなるまで、出産時期を除いては毎年お盆と正月に必ず帰省していたという。滞在中はお金もかかってしまい、「3人の子ども達と家族旅行の経験も無しです」と切ない思いを語る。
女性が何より嫌だったのは「義実家に着くとそのまま食事の支度を丸投げされること」だ。
「最初の帰省でプレゼントされたのはエプロンでした。子どもでさえ『お母さん、働いてばかり』と言うのに、息子に戻ってダラダラしていた夫。離婚はせずにいますが、私の心は冷め切ってしまいました」
女性の心は既に夫から離れてしまっているようだ。帰省先で義両親に無理を強いられても、直接は反論しづらい。こういう時に少しでも夫が手伝ってくれるなり、休めるように取り計らってくれたら違ったのかもしれない。
食事が用意されず「働かないからお腹すいてないのかな」と義母の嫌味炸裂!
栃木県の40代女性は、義実家から受けた酷い仕打ちを明かす。
「義父母、夫、義妹夫婦、子どもたちの分の食事はあるのに私の分はなし。みんなが唐揚げを食べている横で、レタス2枚だけを食べていました。『〇〇さんは、そんなに働かないからお腹もすいてないのかなぁ』と義母の嫌味も炸裂」
同じ食卓にいるのに、自分の分の食事が用意されていないなど、いじめと同じだ。嫌味を言う義母の人間性も疑ってしまうが、夫は何をしていたのだろう。妻が虐げられているのを黙って見ていたのだろうか。こうした仕打ちをやってのける義実家に、快く帰りたいと思う人はいないだろう。
今年はZoomなどの「オンライン帰省」ですませても良いかもしれない。
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