「コロナ失業したニート旦那に疲れました」仕事も家事もしない夫に厳しい声 | キャリコネニュース - Page 2
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「コロナ失業したニート旦那に疲れました」仕事も家事もしない夫に厳しい声

この相談に対する回答は、妻への同情よりも夫に対する批判が相次いだ。

「離婚して粗大ゴミを追い出しましょう。(中略)家事もしないのなら生きる意味がない」
「ハッキリ言って離婚した方が子供の為ですよ」
「働かない旦那さんなんていらないですよね、愛も冷めてるでしょうし」

など、働かず家事もしない夫を不用品扱いするなど手厳しい。別居を勧める声や、「数週間くらいならそういう期間があってもいいと思いますが、それ以降は甘やかしちゃダメ」「少なくとも家事をやらせるか、ハローワークには行かせましょう」など、夫に毅然とした態度で臨むよう忠告する人も多かった。

夫に「家事をやるか、または働きに出るか」と生き方を選ばせ、「家事をやらないなら、追い出すしかありません」と妻にも決断を迫った人は、自身も新型コロナの影響で仕事がゼロになったが、今はよそで働いているそうだ。コロナの影響で失職しても、すぐに別の働き口を見つける人もいるため、夫の態度は「甘え」としか見られないのだろう。

「お金がないことを、一人で悩まなくても済むようになる」のが結婚?

一方で、「私も仕事を失ったらそうなりそうです」と夫に同情的な声もあった。筆者の知人にも、最近夫が体調を崩して休職中という人がいる。コロナの影響か、電車に乗れなくなってしまったそうだ。妻は自分の仕事にくわえて家事から子どもの保育園の送迎に至るまで一人でこなしている。

「夫は何もしないで寝ているだけ。彼の気持ちは分からない」としつつも、自分が一家を支えるという気概を見せていた。こういう家庭は、実は多いかもしれない。

演出家の森田雄三氏の著書、『人生は、なんとかなるものである』(PHP研究所)に、こんな言葉がある。

「『一人じゃ食えないけど、二人になったら食えるものだ』という、格言というか、諺は、もうないのかな。僕らの若い頃は、年配者がよく言ったものだ。」
「お金がないことを、一人で悩まなくても済むようになるというのが、僕の結婚の実感だ。二人暮らしだと『毎日のジャガイモ』も、美味しく食べられた。」

お金がなくても二人で頑張る気持ちがあれば、結婚生活は続けられるものだろう。しかし相談者は、「とりあえず待ってます。いつになったら働いてくれるのやら。離婚するならすれば、みたいなぐうたらです……」と返信しており、夫のやる気は感じられない。

コロナ禍のいま、夫はかなり自暴自棄、もしくは「いま仕事を探しても良い求人などない」という気持ちなのかもしれない。夫ばかりを責めるのも気の毒というものだ。しかし、子どもの父親でもある夫に前向きな気持が見られなければ、妻は辛くなる一方で共倒れしかねない。

妻は「夫婦の悩み」に留めず、「お金の問題、夫の雇用問題」として、公的機関に相談したほうがいいだろう。せめて夫婦は支え合いが必要ということを、夫が思い出してくれると良いのだが。

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