男性は勤続37年で、世帯年収は500万円。出勤時間は「サラリーマンに比べて遅い」と言うが、「拘束時間は約12時間」と長丁場だ。ただ、客の来店が少ない時間帯などで3~4時間の休憩を取れる。そのため「実働と呼ばれるのは8時間」という。
「でも帰りが遅くなり、家族と過ごす時間は少ないです。そのためこの業界は離婚率も高いような気がします。また同業他社のほとんどがブラックです。好きではないと、やってられません」
仕事のメリットについては「賄いがあるので本人の食費だけは浮きます」と書いている。逆をいうとそれだけしか挙がらないのも勤め先のブラック度を表している気がしてならない。
世帯年収550万円の茨城県の40代男性は、「この時世では一般企業で働く勤め人はクタクタです」という。地方公務員の知人を引き合いに出し、
「有休の使用状況や残業度合いを見ると、彼は少なくとも私より、ゆとりのある生活をしています。」
また男性は家族4人で暮らしているが「あまりにも高い住民税に、やるせなさを感じます」という。そうしたことから、思うように生活費も使えない。男性はそのことを「このことは積年であり、永年の不満にもなるでしょう」と述べている。
「いつ転んでもおかしくない会社です」
神奈川県の40代男性は元勤務先の解散により転職し、年収は3分の2に減少。現在は商社系で、世帯年収は400万円となった。会社について「残業ありきで収入を上げる昔ながらの風習」と綴る。
「働きかた改革なんて正直無視。私の指導者はコアタイムに寝ていて、17時から張り切り出すダメ社員です。これでは毎年赤字なのも分かる気がします。会社はバブル時代に相当貯め込んだらしく、その埋蔵金を頼りにしている感も強いです」
男性は「いつ転んでもおかしくない会社です」と明かしている。
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