GVは11月5日、「キャッシュレス決済」に関する調査結果を発表した。調査は10月にネット上で実施し、20~60代の消費者500人から回答を得た。
「キャッシュレス決済を利用したことがある」(96.2%)とほぼ全員が答えた。うち1割弱は「完全キャッシュレス決済」(7.5%)で現金を一切利用していないという。
「今では財布を持たずに出かける日もあります」という大学生も
“完全キャッシュレス決済”に移行した人に理由を聞くと、
「多数のスマホ決済サービスの利用を開始してみると、お得にポイントが貯まり、現金を持ち運ぶ煩わしさからも解放され、今では財布を持たずに出かける日もあります」(21歳男性/大学生)
「旅行が大好きで飛行機のマイルを貯めて旅をすることに憧れていた」(34歳女性/事務パート)
といった声が寄せられた。「財布を忘れる・紛失する等のリスクが大幅に減りました」「レシートを受け取らずに済むようになりました」といったメリットがある一方、中には
「いくら使っているのか把握もしなくなり、無駄遣いも増えてしまったかもしれません」(43歳女性/専業主婦)
という人もみられた。
「クレカ利用可の店に行ったのに実際は現金しか扱っていなかった」
また、現金を使わなくなったことで困った出来事を聞くと、
「ネットで事前に調べてクレジットカード利用可のお店に行ったのに、実際は現金しか扱っていなかった時は困りました。情報が間違っている場合もあるので、入店時に確認するようにしています」(43歳女性/専業主婦)
という声が寄せられた。
また、現金を扱うことが多い割り勘や集金などの際には、
「相手が現金派であれば了承を得て私が代表してカード決済をします。同じキャッシュレス派であれば会計を別にしてもらうこともあります。私が予約などをすることが多いので、会計はカードやオンライン決済をし、集金の際に現金でもらうことが多いです」(34歳女性/事務パート)
という意見が多かった。
続いて、キャッシュレスの使い分けについても聞くと、
「楽天市場なら『楽天カード』、『Yahoo!ショッピングなら『PayPay』、実店舗ではクーポンが配布されている決済サービスを選ぶというように、ポイント還元率を踏まえて使い分けています』(21歳男性/大学生)
「日頃のコンビニやスーパーでの買い物は、ほぼクレジットカード一体型「WAON」で支払っています。クレジットカードからオートチャージにしているので、残金不足にもなりません。一部コンビニではWAONが利用できないため、コンビニ決済時にもたまに利用しています」(27代男性/会社員)
といった声が寄せられた。