ちょっとしたスキマ時間に気軽に楽しめるソーシャルゲーム(以下「ソシャゲ」という)。大抵のソシャゲでは課金すればするほど楽しみが広がるが、課金しすて後悔の念に駆られる人も多い。キャリコネニュース読者からも以下の声が寄せられている。
「課金したお金を貯めておけば、いろんなことができて人生の選択肢が増えたのに……」(東京都/40代女性/サービス系/年収400万円)
今回はそんな「元ソシャゲ廃人」に、ソシャゲにのめり込んでいた当時を振り返ってもらった。(文:林加奈)
「空いた時間をゲームに費やした結果、昼夜逆転生活に。居眠りばかりで大学を留年」
30代女性は某有名ソシャゲに150万円も課金をしたことがある。イベントランキングで上位100位以内に入るために「4日間ぶっ通しでゲームをやり続けた」という。
「仕事を休み、睡眠も2時間ちょっとで20時間以上プレイし続けた。体力も削られた。ガチャ代も運が悪ければ簡単に10万円ほど飛んでいく」(福島県/IT・通信系/年収500万円)
仕事を休むほど熱中していたとは、もはや“ソシャゲ依存”状態にあったということだろう。
また、夢中になるあまり、学業にまで深刻な影響が及ぶケースもある。鹿児島県の40代女性は、大学時代に約100万円を課金するほどの中毒に陥った。
「空いた時間をゲームに費やした結果、昼夜逆転生活に。居眠りばかりで大学を留年した。その後ゲームから離れ、卒業することができた」
大学留年はなかなかの痛手だったかもしれないが、幸いなことに大学卒業と同時にソシャゲ廃人も卒業できたようだ。
「美容院に行く回数が減った」「課金するお金を稼ぐために仕事をしていた」
ソシャゲ課金に歯止めがきかなくなり、家計管理が疎かになった経験談も多かった。
「キャッシュカードを作りまくって借金しまくって、そのうち稼いだお金のほとんどを返済に充てる生活に。困り果てました」(北海道/40代男性/流通・小売系/年収200万円/課金額約300万円)
「新しい服やバッグが買えない。美容院に行く回数を減らした」(千葉県/40代女性/その他/年収500万円/課金額月20万円)
中には「ゲームに課金するお金を稼ぐためだけに仕事をしていた」(宮城県/40代女性/メーカー系/年収100万円/課金額月20万円)という人も。
元ソシャゲ廃人からは、お金をつぎ込んだことを後悔する声が多く寄せられた。ソシャゲに限らず、後悔のないお金の使い方をしたいものだ。
※キャリコネニュースでは引き続き「ソシャゲ廃人経験者」や「職場の忘年会ありますか?」に関するアンケートを募集しています。