スマホで手軽に利用できるソーシャルゲーム(以下ソシャゲ)。デザインやストーリー、多彩なイベントなど、クオリティの高さからのめり込んでしまう人も多い。キャリコネニュースには、ソシャゲにハマりすぎてしまった人たちからの声が寄せられている。
千葉県のパート勤務の30代女性は、学園恋愛カードゲームにハマった結果、大変なことになってしまった。
「5~6年前に50万円くらい課金していた。クレジットカードが使えなくなった。新しく作れなくなった」
と、クレジットカードが止められるほどお金をつぎ込んだことを明かしている。
他にも、ソシャゲ中毒に陥ってしまった読者のエピソードを紹介する。(文:コティマム)
300万円課金した男性「貯金が徐々に減っていき、睡眠不足で神経の病気になった」
パートで働く東京都の30代男性は、アイドルを育成する某ソシャゲから抜け出せずにいる。
「6年ほど遊んだが、報酬やガチャに好きなキャラクターがなかなか追加されなかったこともあり一度は離れた。しかし半年後に戻ってきて、以来月5万円以上を費やしている。やめたいのにやめられず、他に欲しいものがあっても諦めている。コロナ禍で余計にのめり込むようになった。もう依存症でしょうね」
自身でも「ソシャゲ依存症」と認識している男性。コロナ禍で外出ができない今、どんどんのめり込んでしまっているようだ。
ソシャゲをやりすぎた結果、病気になってしまった人もいる。
「某王道スマホRPGに300万円課金。最初は流行のゲームだからやり始めた。次第に一定の期間限定イベントやボーナスタイム、限定ガチャ、大当たりが確実に手に入るチケット購入やらで、生活のリズムや金銭感覚が麻痺し始めた。逃げられなくなり、貯金が徐々に減っていき、しまいには睡眠不足やストレスで神経の病気まで患ってしまった」(東京都/40代後半/男性/正社員/年収300万円台)
「ほんの少し」のつもりが、さまざまな誘惑でやめられなくなってしまうソシャゲ。お金だけでなく健康まで奪われてしまっては元も子もない。
Twitterでレアアイテムを見せつけ「自己陶酔とマウント」に浸る男性
ソシャゲ内のランキングで上位に入った優越感から、なかなか抜け出せない場合もあるようだ。某育成シミュレーションゲームに10万円課金したという愛知県の40代男性もそのひとり。
「困ったことに、毎月更新の上位入賞制度にハマってしまった。そのときにしか得られないレアアイテムやレア装備を手に入れ、Twitterのフォロワー内で『自分しか持っていない』という自己陶酔から他人へマウントを取っていた」
Twitterのフォロワーにレアアイテムを見せつける快感がやみつきになった男性は、ゲームにのめり込んでいった。
「毎朝4時に起き、仕事に行くまでひたすら周回。職場への移動中や休憩時間はもちろん、トイレの中にもスマホを持ち込んで周回。ご飯を食べながら、お風呂に入りながら、料理をしながら、周回してポイントを稼いだ」
男性は「失ったものは自分の時間と他の趣味を探す時間。睡眠時間。周りと触れ合う時間。『時間』を失った代償は大きい」と当時を振り返っている。
※キャリコネニュースでは引き続き「ソシャゲ廃人経験者」や「コロナ第3波到来でもテレワークにならない人」などのアンケートを実施しています。