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「みんな最低限文化的な生活に金かけすぎじゃない? 生活費3~4万円でも生きていける」という投稿に反発相次ぐ

投稿者の生活ぶりを要約すると、

・外食はせず、すべて自炊。(酒や菓子類も買わない様子)
・趣味はネットで完結する(Netflixなどのサブスクを月替りで契約、YouTube、5ちゃんねるなど)
・友人との交流は通話しながらのゲーム

服や旅行・行楽にお金をかけないこともうかがえた。ポイントは「外に出ない」ことだろう。今はテレワーク中というから、コロナ対策のお手本みたいな人である。食事は、朝は食パンかオートミール、昼は自宅に帰り野菜と卵を入れた袋麺か炒飯のルーチン。夕食については、

「白米と野菜たっぷりの卵入り味噌汁、プチトマトとキャベツのサラダ、豆腐と鶏ひき肉のつくねの照り焼き」
「多分総額で200円とかだけどこの食事はいうほど不健康か?」

疑問符だが要するに、低収入でも赤字の人は、余計な贅沢して自炊の努力をしていないという指摘だろう。

この投稿にはブックマークが700件以上も集まり、「激安生活の強要」などと“無理な節約を他人に強いる自慢話”と捉えた人が多かった。

「そうなんだ。よかったね。せめてそれを他人に強要しないように気を付けながら今後も最低限文化的な生活を嗜んでくれたまえ!!」
「こんなに安く生活できるぞ!は、じゃあもっと給料少なくていいな、にしかつながらないからやめれ」

などのほか、「彼女ができたら何をプレゼントしてどこに連れてくの?」といった皮肉もある。食事の原価を予想して「ありえない」と指摘する人も。節約に自炊は必須だが、仕事や家事に忙殺されて外食やコンビニ弁当に頼らざるを得ない人からすれば、押し付けがましく感じるのも無理はない。

「貴様らの食事のほうがよっぽど身体壊しそう」という投稿も

一方、コメントには投稿者の生活力、料理スキルの高さへの称賛もある。はてな匿名ブログ内には、別の人物の「食費月1万円の増田に『身体壊しそう』とかいうやつ、貴様らの食事のほうがよっぽど身体壊しそうなンだわ」という投稿もあり注目を集めた。

投稿では、調理スキルゼロから独学で栄養を学んだという人が、厚労省の「日本人の食事摂取基準」をもとに、缶詰や冷凍野菜を駆使した健康的な食事を披露している。

確かに、低収入あるいは節約したいなら、コスパの悪いジャンクフードを好きなだけ食べていたらダメ、という指摘は一理ある。コメントの中には、

「強要するなとかこんな生活嫌だとか言ってるけど、“最低限”のために努力すればこんな感じになるんじゃない?」

と最初の投稿者に共感する人も散見された。

しかしそもそも、そんなにも“最低限の生活”を基準にしなければならないのは、賃金の低さゆえだろう。各地の労働組合が「最低賃金1500円」を悲願とする中、「こんな生活をすれば低収入でも生きていける」とでも言わんばかりの投稿は、やはり「迷惑」と言わざるを得ない。

参照:キャリコネニュース 都内居住の25歳単身者は「月額24万6362円」が必要

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