「車が必需品の地域なので」と語るのは、愛知県に住む30代既婚男性だ。商社勤務で世帯年収700万円、夫婦と子ども1人の3人暮らし。35年ローンを組んで購入した持ち家に住んでおり、車は夫婦で1台ずつ所有している。現在の悩みは、2人目の子どもを作るかどうかだ。
「もし作るなら、夫婦の遺産まで人生設計に折り込まないと不安。一部上場企業に勤務していても、まったく気が抜けない」
兵庫県の40代女性も夫の仕事上、車が必須のため2台所有。夫婦と子ども2人の家族4人で持ち家に住んでいる。「家族が健康で何よりですが、他の楽しみも欲しい」と家計状況を説明する。
「子どもの教育費や家のローン、それに税金の支払いもあり、旦那の給料だけではまったく足りません。私は以前の委託会社から市役所の派遣社員に転職し、夫婦共働きで世帯年収700万円です。それでも親にも助けてもらいながら生活しています」
また市役所の仕事が慣れないせいか「覚えることが多く、正直この時給でボーナスほぼなしの契約はどうなのかと思っています。『働いて何とかゆとりのある生活をしたい』という主婦の足元を見ている気がします」とこぼしている。
教育費と住宅ローン返済の二重苦「まったく生活に余裕はありません」
岡山県の50代既婚男性(メーカー系/世帯年収800万円)は、大学に通う子どもの教育費と住宅ローン返済の二重苦に奮闘中だ。「まったく生活に余裕がありません」と嘆く。
「それでも子どもは自宅通学なので、まだマシな方。これが下宿だったら、と考えると恐ろしいです。大学の奨学金制度は利用していません。あれは、ただの金貸しであって奨学金ではないですね」
そう語る男性だが、この3月で「ようやく子どもが大学を卒業します」と書いている。少しでも肩の荷が下りるなら、それに越したことはない。
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