
普段人と会話できてるのか心配になるレベルの人がちらほらいる
ガールズちゃんねるに6月中旬、「ネットの寛容の無さに引いている人Part2」というトピックが立ち、芸能人を追い込むネット上の書き込みに対する不満が寄せられた。
「『芸能人の不倫とか自分に関係ないやん』って思ってしまう」
「よその家庭のことが気になる(そしてバカにしたり余計な口出しをする)人がこんなにいるのかと思ってる」
不倫や離婚といったニュースは関心が高い。実際に「不寛容なくせに過干渉なんだよね」と指摘があったように、他人の家庭問題に首を突っ込みたがる人は多い。(文:石川祐介)
「ネットはオタクしか使ってない」時代のほうがよかった?
ネット上に悪意ある書き込みをする人に関するコメントが散見された。
「他だと通じるような皮肉や冗談にもいちいち突っかかってて、普段人と会話できてるのか心配になるレベルの人がちらほらいる」
「自分のストレスを他人にぶつけてる感じ 余裕のない不幸せな人が多いのかなって思う」
中には「正義中毒ってやつよね」と書く人も。正義の名のもとに他人を傷つける人も珍しくない。
日本は露骨な差別は少ないかも知れないが、「日本人も意外と差別的なんだなと思う。海外とはレベルとか方向性が違うだけで、陰湿で排他的」と感じている人もいた。
時代の変化に触れる人もいる。
「『(インターネットは)犯罪者やキモオタしか使ってない』と言われてた時代の方が、自虐ネタで盛り上がったり和気藹々としてた人が多かった気がする」
20~30年前の方がマナーが良かったという声も散見された。「スマホが出てくるくらいまではネタ半分でワイワイやってた人が大半」とスマホの普及が”古き良きネット文化”を壊した可能性を示唆する人もみられた。
ネット創生期は、インターネットに繋ぐために今より高額なPCを購入するなどしなければいけなかった。そのため、比較的リテラシーが高く、ルールを守りつつも楽しめる人が多かった。しかし、今では誰もがスマホでネットにアクセスすることができる。マナーが悪かったり、過激だったりする人が増えるのも仕方ない。
とは言え、最近はネット上の誹謗中傷を法的に訴える有名人もおり、ネットリテラシーに対する関心は高まっている。ネットの治安も今後また変わっていくだろう。