お金持ちの生態で、まず気になるのが毎日の食事だ。きっと頻繁に外食を楽しんでいるのだろうと思いきや、男性は、
「周辺のスーパーの値引き時間などを把握しており、臨機応変に値引きの弁当を買うことにこだわります」
と綴った。男性は食にあまり興味のないタイプなのだろうか。
一方で「退職して旅行をする機会が大幅に増え、今年だけで20回以上は行っています」と語る男性。やっと出てきたお金持ちらしいエピソードには安堵感すら覚えるが、それも束の間、ここでも男性の節約テクニックが披露されることとなった。
「旅行先はLCCのキャンペーンで購入できたチケットをもとに決めています。最安値は成田―札幌が10円のチケット。宿は価格をベースにして、コスパの良いわりに評判の良い宿を取っています。また、株主優待券を使用して無料の宿などに泊まります。当然、○○割や全国旅行支援を使いながら、いかに金を使わないで旅行するかに一番こだわっています」
費用など気にせず、行きたいときに行きたいところに行くのがお金持ちだと思っていたが違うのか。男性は自身の価値観について、
「『金があるのに』と周りから言われますが、安く旅行や食事ができるのに、わざわざ金をかけるのがとても馬鹿らしく感じてしまうのは、貧乏性ゆえのものだとも思います」
と語った。ひょっとすると、そもそも男性が3億円もの金融資産を築けたのは、この貧乏性のおかげなのかもしれない。