一方、奨学金の返済など日々の暮らしに追われていた男性は「正直ついて行けないな…」と感じていた。そのため「手作りの弁当」を用意したり、仕事を理由に断ったりしてランチの回数を減らしていたという。
「同い年の入社なので、年収はほぼ同じはずなんです。仮に全て自腹だとしたら、彼の貯金はゼロのはず」
と男性の疑念は深まるばかりだった。そんな中、同僚は自身の両親の写真を見せてきたことがあった。「随分お年を召した両親だな、息子の顔を見に夫婦旅行に来たのかな」と思った男性だが、驚きの回答が待っていた。
「両親が丸1日かけて車で迎えに来て、このあと父の車に乗って帰省した」
同僚の言う帰省とは、両親の方が迎えに来るというものだった。これを聞いた男性は「そういうことか……」とすべて腑に落ちたという。
「いわゆる実家が太い人というか、裕福な親に甘やかされて育ったタイプでしたね。引っ越しの度に両親は車で駆けつけて、足りないものを買いに行ったり、食事に連れ出していたそうです。親といると財布を出したことが無いと言っていたので、私にくれていたお土産もおしゃれな家具も、全て親持ちだったわけです」
こうして同僚の羽振りの良さの理由が明らかに。本人に悪気はないようだが、「良くも悪くものほほんとしてマイペースな性格」「楽観的すぎて波長が合わない」と思った男性は、程々の付き合いを続け、自身の出向のタイミングで疎遠になったという。投稿の最後に、同僚を指してこう述べている。
「文字通り、住む世界の違う人でした」
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