まず今年の話をする前に、昨年。つまり2023年の稼働日数と収支について報告したい。
23年は稼働日数140日。つまり2.6日に1回のペースでホールに出掛けていた。収支はプラス144,860円。日給にするとわずか1,034円ということになり、時間の無駄極まりなかった一年である。
投資金額の平均は1日24,741円。回収平均は25,776円。僕は本当に運が悪いので、とにかく朝一から天井に行くケースが8割超えている。その天井からの当たりを駆け抜けてしまうことも多い。そういった不運が重なって、このような体たらくになっていたわけだ。
続いて今年の収支結果を。一応まだ1ヵ月残っているものの、ちょっと年の瀬は物入りということもあり、今年は飼い猫の手術もあったのでもう遊び金がねえ! ということで、この原稿は11月27日に書いているが、恐らくもう今年は打ち納めしただろうと考えて、フライング気味ながら結果発表とさせていただきたい。
結論から言えば、負けた。それも256,360円も負けている。ただこれは、前述のように僕個人がやたらと毎回の稼働で初期投資がかさんでしまったことで、少し辟易してしまった部分も大きく影響している。
つまり昨年までならなんとかリカバリーしようとあがいた結果、雀の涙程度に浮いていた部分もあったが、今年はもうなんか心が疲れてしまってそれを拒んだためにちょい負け程度の撤退を繰り返し、赤字に転じたのである。
だって今年の投資金額、平均28,486円だよ? 毎回このぐらい使わないと当たりも満足に取れず、しかも伸ばせないなんてことが続発したら、そりゃあさすがに依存症でも脳みそが若干元の色に戻るわよね。
稼働日数も103日となり、昨年より1か月分以上減っている。まだ全然多いけどね。……でも冷静に見れば、3日に1回ペースでホールに行って、毎回30,000円近く使っておいてのこの収支というのは、還元率で言えば競馬とかよりは全然マシで。
あくまで打ち手の理性さえ働いていれば、今はパチスロが理由で借金苦に陥って……なんてケースは昔よりかなり少なくなったんだろうなぁ。
それでも僕がこの収支なのは、よほどのことがない限りは、射幸性の高いスマスロを打たないからではある。あんなのお金も心も持たないのが分かり切ってる。平均年収400万台の時代に打っちゃだめだよ、あんなの。
平均投資金額が増加傾向にあるのは筆者だけではないはず
23年ですら毎回の出玉を確保するまでに相当な金額を投じていたわけだが、24年になるとそこからさらに増額。それだけ僕のヒキも振るわなかったということもあるんだけれども、それにしても投資額の推移ってここ数年で右肩上がりなんだよね。
僕は2003年にホールデビューして以来、ずっと収支を記録してきた。几帳面なので。最初はノートに細かくメモし、途中でウェブ上に収支登録サイトが登場したので、これを利用し、今はそのサイトが出しているアプリでも管理することができるようになって、便利だなぁと常々思っている。
まともに打つようになったのは2004年からだが、この当時の平均投資金額は11,584円であった。この頃はまだコイン単価の高い4号機時代。そんな時代にも、このぐらい安価で遊べていたわけだ。
で、続いての2010年。当時は5号機も爆裂仕様と謳われるART機がチラホラ出るようになっているが、ここでの平均投資額はまだ16,741円となっている。既にこの頃、僕はパチンコは触らずパチスロオンリーになっていたが、2万あれば平均的なところで言えば勝負になる時代だったのである。あくまでも個人の実戦結果だけど。
さらに、そんな5号機時代も終焉に向かっていた2020年になると、ここでようやく投資金額の平均は22,692円となり、2万円台に到達してしまった。以降はずぅっと上り調子で投資額の平均を更新し続けている。嫌になっちゃうね!
ただこれはもう本当に当たり前の話で、コイン単価が高い機種=勝負が荒れるということなので、そんな射幸性が高い台ばっかり設置されている以上、投資額も高くなっちゃうのだ。
なかなか一筋縄では出せないようなスペックなんだし。
きっと、依存症の人たちも多かれ少なかれそうなんじゃないかな? と言いたいが、依存症の人って大抵収支つけてないもんなぁ……でもきっと、そうだと思うよ。
加えて今は有利区間が導入された関係上、初当たりでとんでもない上乗せをしたところで、ブッツリ途中で切られてしまい、上位AT突入を賭けたチャレンジに挑まされるわけだし。
「いや、そのG数そのまま消化させてくれれば上位の期待枚数以上に出るんですが」と思ったこと、何遍もある。
そういう、最初にガツンと乗せて万枚目指せ! というゲーム性が否定されているところに、収支の振るわなさも反映されてるのかもしれない。僕の場合。
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