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年収1200万円の一人暮らしとは、どんな生活なのか。投稿を寄せたのは大阪府の50代女性(教員/年収1200万円)。15年ほど前に関西圏のマンションをローンで購入後、一人暮らしをしている。
「地方にいる入院中の母の見舞いに、月一で新幹線で通う。3万円ほどの費用は持ち出し。美容院に月一で、3万円ほど。長年同じ方に担当してもらっている」
費用の出し惜しみはしていない様子。その他、細かな生活実態を明かした。(文:湊真智人)
「羨む時間があれば、他に何かすることがあるんじゃないの」
特にファッションに関するこだわりをこう語る。
「バブル時代に良い品を身につけることを覚え、そこから落とせないため、コートや靴などは当時と同じブランドのものを購入。ただ、当時は3~4万円程度だったものが今10万円を超えることが普通となり、驚いている」
羽振りが良かったバブル期の習慣が染みついていた。値上がりに驚きつつも手が伸ばせる財力は、さすがである。
一方、世間の景気後退を実感している女性は、こんな習慣があるという。
「一目でブランドとわかる品は購入しなくなった。母に会いに行く時は、地味な格好をしていくようにしている」
周囲からひがまれるのを避けての行動だろう。あからさまなブランド品は反感を買いやすいのかもしれない。
実際「給与の高さを羨まれることがある」と話す。しかしそれは「本人の努力の結果」だとし、こう持論を展開した。
「現在のステージまでに登るまでにさまざまな取捨選択をし、それに上手く乗っかっただけ。努力も沢山している。『羨む時間があれば、他に何かすることがあるんじゃないの』と思うけれども」
今の生活の裏には、過去の努力が積み重なっていた。他人を羨む前に自分で努力することが、キャリアアップの第一歩のようだ。
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