連絡手段も限られていた時代、焦りは相当なものだっただろう。
「現金は数万円でしたがクレジットカードが数枚入っていたので警察に届けると共にカード会社に連絡して無効化」
とりあえずの対応はした上で、心当たりを探したものの財布は見つからず、しょんぼりして家に帰ったという。ところが、諦めかけた矢先、事態は思わぬ方向へ転がる。
帰宅すると、「会社の先輩から電話があった」と家族から告げられたのだ。折り返してみると、先輩から衝撃の一言が。
「何故かお前の財布が自分のスーツのポケットに入っていた」
どういう経緯でそうなったのかは謎のままだが、ともかく財布は見つかった。男性はすぐに先輩のいる社員寮へ受け取りに向かったという。
カードの無効化手続きまで済ませてしまった後だったが、現金と財布が戻って来たことは不幸中の幸いと言えよう。今となっては笑い話かもしれないが、「不安な土曜日を過ごすことになってしまいました」と投稿を結んでいる。
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