「マルチをやっている人は諦めない」 20年ぶりに再会したママ友からの猛勧誘 「断ってもしつこい」と絶縁した女性 | キャリコネニュース - Page 2
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「マルチをやっている人は諦めない」 20年ぶりに再会したママ友からの猛勧誘 「断ってもしつこい」と絶縁した女性

友人の目的は、いわゆるマルチ商法の勧誘であった。しかし友人を尊重してか、ある程度までは許容できていた。

「本人が本当にいいものと信じているから、それはいいです。自分と自分の家族に使うならば」

厄介なのは、友人が悪意を持って騙そうとするのではなく、心から「良いもの」だと信じている点だ。それゆえにブレーキが効かないという。

「とにかく薦める薦める。断ってもしつこい。身体の不調をこぼせば『これを…』と説明が始まる。どんなに素晴らしいかについて独演会状態。『肌の調子が』とか言うと、それ来たとばかりに話し始めて、とにかくしんどい」

60代ともなれば互いの健康不安は共通の話題になりやすい。しかし、それが格好のセールストークのきっかけにされてしまうのだから、うかつに弱音も吐けない。

友人のバイタリティに圧倒「諦めないし、へこたれない」

勧誘は対面だけではない。「講演会や説明会」といったイベントへの誘いも頻繁に来るという。

「『こちらも働いていて話を聞けに行けない』と断っても、マルチをやっている人って諦めないへこたれないですよね」

マルチ商法に熱中する人のバイタリティには驚かされるが、興味のない人間にとっては迷惑でしかない。女性は「話すと楽しいけど顔を合わせるのがしんどい」と葛藤を抱えている様子。結局、解決策はひとつしかなかった。

「(友人とは)距離を置き始めています。LINEでもとにかくマルチが素晴らしいと絶賛状態で、これはダメだと」

たとえ相手に悪気がなくとも、こちらの都合や心情を無視して勧誘を続ければ、友情は壊れるものだ。仕方ない対応だったと言えるだろう。

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