広島県の30代女性が勤務するクレープショップでは、昨年10月の増税に伴いイートインかテイクアウトかを聞く方針に変わった。そして今回のレジ袋有料化だ。女性は「聞くことが増えて大変」と綴る。
「お客さんに持ち帰りと言われたら、袋が有料であることから聞かなければならない。袋を要らないと言われたら、食べ歩きのような感じで『そのままでいいですか』と聞く。このやりとりが結構わずらわしい。さらにシールドとマスクで声が聞こえにくい」
大型ディスカウントストアで働く広島県の50代女性も「たくさんのことを聞かなければならず、不満というか負担です」という。女性の店舗では、多種多様な支払い方法に対応する独自の電子マネー決済がある。ただでさえ確認する項目が多い。
「チャージするのか、現金払いか、クレジットカードで一括か分割かなど。そうした中で、レジ袋を要るか要らないか。袋のサイズや枚数も聞かなくてはなりません。はっきり言って口が疲れます」
また最近はコロナ対策により、マスクとシート越しに会話するため「声を張って問いかけています」とレジ前のにぎやかで騒々しい光景に疲弊している様子だ。そのうえ、店内放送や子どもの泣き声が重なることも多い。女性は「伝わりにくい環境なので、お客様には意思表示をわかるようにしていただきたいです」と切実に訴えている。
袋詰めの途中で商品を追加する迷惑客に疲弊
コンビニ勤務の埼玉県の30代女性は、袋詰めで困ることを明かしている。
「カゴが埋まるほどの商品を出されると、大きい袋でも全部入るか微妙なところ。なかにはカゴの底から、特大サイズの焼酎ボトルが出てくることもあってびっくりです」
さらに女性は困った客に関するエピソードを続けている。
「あとから商品を追加されるのも困ります。ある程度を見越して袋に入れているので、そんなに追加されたら入りません。もう面倒なので、袋に入れたあとに会計しています」
女性の店舗では、ソフトクリームやパフェなどのテイクアウトも実施している。それを頼んだ客にレジ袋の有無を聞くと「どうやって持って帰るんだよ」と怒られることが多かったという。そのため現在は、フタと固定用ホルダーを無料でつけているそうだ。
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