ソーシャルゲームの“課金スパイラル”から抜け出せない人は少なくない。鹿児島県の40代女性(サービス系/年収100万円未満)もその一人だ。この秋にサービスを開始した「聖闘士星矢 ライジングコスモ」にのめり込み、
「まだ2か月ぐらいしか経ってないのに20万円近くも使った。常にイライラし、仕事中もゲームのことばかり考えている。ガチャでお金をすった時は身体に力が入らず、何も手につかない状態になる。家事もせずに仕事を休んだり、家族に八つ当たりしたり」
といった声を寄せている。今回は、課金も惜しまず、ゲーム中心の生活を送る「ソシャゲ廃人」の投稿を紹介する。(文:鹿賀大資)
「大金をつぎ込み、辞め時も難しい」ソシャゲの課金沼
神奈川県の30代女性(年収300万円台)は、3種類のソシャゲにのめり込んだ。課金総額は70万円。その内訳は「ドラゴンクエストX オンライン」が2年で20万円、「Goddess」が1年で20万円、「幻妖物語」が半年で30万円と明かす。
「その当時は1日がゲームか仕事かの二択で、子どもとろくに関わりませんでした。そのため今も娘との距離感がおかしいです」
兵庫県の40代女性(サービス系/年収200万円台)は、「魔剣伝説」に月5万円以上のペースで課金し続けているという。一般にソーシャルゲームは、無料登録で遊べるタイプが多い。ただキャラクターのレベルを上げたり、育成したりするには無料の状態だと限界がある。女性は
「課金ガチャをしないと強くなれない。だから課金をしてしまっている状況。仕事中も接続しっぱなし」
という。また、大金を使ってレベルアップさせたキャラクターだけあってか「キャラデリートができず、辞め時も難しい」とも綴っている。
「10年間で約500万円の課金をしていました」
大阪府の30代女性(流通・小売系/年収100万円台)は、かつて人気を博した「エミル・クロニクル・オンライン」にのめり込んだ。同ゲームといえば通称「ECO」で知られ、2005年の登場以来、多くのユーザーを魅了したが、2017年にサービスを終了している。女性は「10年間で約500万円の課金をしていました」と明かし、
「ゲームメンバー内の仲間が、何人もガチャで大当たりしたペットを連れていたので、自分も手に入れられると信じ込んでしまい。そんな麻痺状態がほぼ毎月のように続いていました。いま思うと、もったいなくてしょうがないです」
と振り返っている。
※キャリコネニュースでは引き続き「ソシャゲ廃人経験者」や「年末年始は義実家に帰省しますか?」に関するアンケートを募集しています。