茨城県の40代大卒女性（メーカー系）も、学歴より「運」で現在の年収1400万円に到達できたという一人だ。女性は「学歴は過去の記号。大切なのは、目の前の課題をいかに解決できるかである」と現在に至るまでの過程を明かす。

「職場には高学歴の研究者が多くいて、彼らはキャリアを築こうと競争していた。でも、そんな彼らをまとめられる人がいなく、私がそこにうまくはまった形で昇進できた。会社の規模や継続性もあるが、運・子育て経験・広い視野とビジョンを伝える力も、今の結果に繋がっていると感じている」

運を呼びよせる器量もさることながら、女性を評価した職場の環境にも恵まれていたに違いない。

都内在住の40代女性は「仕事内容や評価を学歴で判断しない会社です。それに自分の希望するキャリアを選択していくシステムなので、大変ですが満足しています」（専門卒／金融・保険系／年収1250万円）とコメントしている。

「学歴よりも何を学んで、どう生かすかが大事」

同じく都内在住の30代男性も、現在の成功については「独立したことによる収入の大幅増」と一見淡泊ながら、そのベースは独立以前の職場環境にあったという。当時の職場について「周囲に志の高い同僚がいた。今は皆、独立しているが、相談などがしやすい環境だった」と明かす。

「設計業務のため学歴よりも、空間認識や想像力、他者に配慮できる人材が考慮されやすい。そのため学歴よりも何を学んで、どう生かすかが大事」

ちなみに男性は専門学校卒で、現在の年収は1200万円だ。また「高卒でも仕事の吸収が早い人もいるので、学歴はあまり気にしていない」とも述べている。

※キャリコネニュースでは引き続き「学歴ないけど年収1000万円以上」や「お酒の失敗エピソード」などのアンケートを実施しています。