ITエンジニアとして働く東京都の20代男性は、自身の経験から「学歴は資格のようなもの。高学歴が採用試験時に不利に働くことはない」と語る。
「大学卒業後、新卒で入社した会社では“学歴フィルター”があった。入社2年後に転職をしたときも、学歴が採用試験にある程度影響していると感じた」
男性は「自分も含め、秀でるものがない人こそ、ある程度の学歴はあったほうが便利」と考えている。なぜなら学歴は、「努力を証明する方法として手軽でわかりやすい情報」だからだ。ちなみに男性が進学したのは、準難関の国公立大学。「学歴のことで、仕事上の不便を感じたことはない」とは言うものの、
「“早慶ブランド”はすごいらしく、世間での扱いを見ると残念な気持ちになるときはある。進学こそしていないが、早稲田・慶応にも合格していたから……」
と複雑な心境を明かしている。
「学歴が不要になったら、大学受験で頑張った人が報われない」
IT企業に勤める宮城県の20代男性(ITエンジニア/正社員/年収450万円)は、「一部のボンボンを除き、『いい大学を卒業した』ということは『大学受験で自分を律し努力できた』ということ」と断言。学歴は必要と考えており、
「一口に大卒と言っても、大学のランクによって入試難易度から教育の質まで天と地ほどの差がある。学歴が不要になったら、大学受験で頑張った人が報われない」
と理由を説明。自身の学歴については、「東北大学卒業。旧帝大卒ということで誇りを持っている」と明かす。また、「学歴は就職で活用し、高学歴を優遇するのがベストだと思う」と持論を展開。さらに、
「学歴は『自分はどれだけ努力できるか』を示すもの。個人的には国立大学、早稲田・慶応レベル以上が高学歴だと思う。ただ、早慶はエスカレーター式で進学する人も少なくない。必ずしも賢者かといえばそうではないとも思う」
と付け加えている。
※キャリコネニュースでは引き続き「学歴は必要だと思いますか?」や「仕事でやらかしたこと」などのアンケートを実施しています。
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